夢千夜一夜【第488夜】 iPon

【第488夜】

彼女は狭い階段の下の壁の凹みのところに、じっと立って、どうして八王子にいらっしゃらないのと?、と言っている。八王子はちょっと遠いからちょっとねぇ、と言うと黙って、顔は白く、体はこわばってしまっている。階段を降りて彼女に体を寄せてみると、見た目とは違って体温がすごく高く、女体の熱が伝わってくる。


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by kugayama2005 | 2017-10-15 00:01 | 夢千夜一夜 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005