久我山散人

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2005年 12月 31日

マキシン・サリンバン=女性ヴォーカルで年越(16)=

Maxine Sullivan「The Queen」vol.2・・・ってことはvol.1もあるはず、ほしい。マキシン・サリンバンを教えくださったのは、ボクの愛娘、愛子ちゃんの梓川村の先生:HPはこっち→http://www7.ocn.ne.jp/~soundprt/

これはスウェーデンのアルバムですけど、こんなの珍しいなあ。

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# by kugayama2005 | 2005-12-31 16:44 | ♪音楽の楽しみ(北中南米) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 31日

沢 知恵「死ぬか生きるか」=女性ヴォーカルで年越(15)=

・・・このCDと岩波文庫の金素雲訳「朝鮮詩集」、ボクのなかではつながっています。孤高の学者、金素雲についてはいつかの機会に考えてみたいのですが、この金素雲の孫娘が沢知恵さんなのです。この二人がボクのなかでいきなりつながった時は、実に驚きました。

朝鮮には科挙がありました。そこが日本とちょっと違うんですね。中国のいにしえの偉大な詩人というのは、科挙で落第した人が多いですよね。実は朝鮮も同じです。青雲の志がとだえ、いま故郷の山河の中で晴耕雨読・・・という感じですね。そんな感じの詩集と、いつも前のめりの遅れてきた少女、沢知恵・・・なんだかつながらない。

ところで今年「わたしが一番きれいだったとき」というアルバムが出て好評のようです。買ってみようかな。

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# by kugayama2005 | 2005-12-31 01:39 | ♪音楽の楽しみ(アジア太平洋) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 31日

山崎ハコ「藍色の詩」=女性ヴォーカルで年越(14)=

あれ、日付かわって大晦日になってしまいました。聴きものはついにオヤジの本性あらわして参りましたネ。これでも70年代初頭ですから。・・・このころの青春ってどうしてこう暗かったのでしょうか。だが、このころ暗がったり反体制してたヤツらは、あっという間に成功者の側に混じっていって、たっぷりバブリーにまみれたじゃないか。ボクはみんな見てましたョ。山崎ハコは特別だな、でも今何してるんだろう。

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# by kugayama2005 | 2005-12-31 00:22 | ♪音楽の楽しみ(アジア太平洋) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 30日

石川セリ「WAVE SERI 72/76」=女性ヴォーカルで年越(13)=

中学校の帰り道、店先の雑誌からちらりと見えた石川セリのグラビアに、衝撃をうけたことあります。その後、陽水の女房になってみんなをがっかりさせるのですが、最近ちょっとだけライブを復活しているようです。よきかな。


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# by kugayama2005 | 2005-12-30 23:58 | ♪音楽の楽しみ(アジア太平洋) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 30日

Anna Maria Alberghetti「warm and willing」=女性ヴォーカルで年越(12)=

アナログは裏返したり忙しいです、酒でも飲むか。で、回しだすと取り出すのがどうもこういうものになるのがオヤジですね。CDで聴いてもちょっとつまんない、って種類の音楽ってあるじゃないですか。AnnaMariaなんかぜったいアナログじゃないと。ね。

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# by kugayama2005 | 2005-12-30 23:29 | ♪音楽の楽しみ(欧州スラブ) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 30日

MONDAY満ちる「LOOK INTO THE PAST」=女性ヴォーカルで年越(11)=

さて夜だからアナログでも聴こうか。しかしボクのちゃちなプレイヤーをしても、アナログの方が音がいいのはなぜなのだろう。MONDAY満ちる、CDもけっこうたくさん出ているんですね、知らなかった。こんど集めよう。

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# by kugayama2005 | 2005-12-30 22:58 | ♪音楽の楽しみ(アジア太平洋) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 30日

平原綾香「The Voice」=女性ヴォーカルで年越(10)=

このCDは2005年のボク的ベスト盤の一つです。もうツアーとかNHKとのつきあいは止めて、ちゃんとしてほしい。来年はジャズのアルバムをだしてほしい。彼女のアドリブはのびやかでとってもいい。ところでサックスは人前で吹けるくらい上達したのかな?

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# by kugayama2005 | 2005-12-30 12:11 | ♪音楽の楽しみ(アジア太平洋) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 30日

Maya「BEST OF EARLY YEARS」=女性ヴォーカルで年越(9)=

ちょっとこういうことは言いたくないのですが、Mayaのアルバムを1枚あげるとしたらこれになってしまいます。ここにおいてすでに出来上がっているということかもしれません。夏の倶知安ジャズフェスは楽しかったです。でも彼女の歌はやはり室内で聴きたいですね。

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# by kugayama2005 | 2005-12-30 11:56 | ♪音楽の楽しみ(アジア太平洋) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 30日

CONNIE EVINGSON「LET IT BE JAZZ」=女性ヴォーカルで年越(8)=

さて今日は久々、コニー・エヴィンソンから始めましょうか。昨日のしめくくりのために取って置いたのですが、未明からブニュエルの映画を見始めCDはお預けになっていました。アルバム名からわかるように、ジョン他ビートルズのナンバーを歌うのですがこれが一筋縄ではない。好きです。

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# by kugayama2005 | 2005-12-30 08:30 | ♪音楽の楽しみ(北中南米) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 29日

Nellie McKay「GET AWAY FROM ME」=女性ヴォーカルで年越(7)=

ネリマキ聴きたいな〜と発作をおこし、棚中さがしてやっと見つけましたです。今年中に新アルバムでるようなことだったけど、売ってないなあ。突如出現した稀少種といおうか。縦横無尽天才肌だけどお茶目でかわいい。今何してるんだろう、知らない。

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# by kugayama2005 | 2005-12-29 20:29 | ♪音楽の楽しみ(北中南米) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 29日

Sheila Majid「Sinaran」=女性ヴォーカルで年越(6)=

マレーシアのポップシンガー、シッラ・マッジ。クアラあたりのホテルで歌っているといいなあ。ジョホールバルをわたって、マレーの地へ。なんか金子光晴を思い出すなあ。寒風すさぶ中、金子光晴が単衣の着物にちびた下駄をつかっけ、吉祥寺の街を前のめりになって突っ切っていくのを、唖然として見ていたことがある。

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# by kugayama2005 | 2005-12-29 20:20 | ♪音楽の楽しみ(アジア太平洋) | Trackback | Comments(2)
2005年 12月 29日

ビョーク「ヴォリューメン」=女性ヴォーカルで年越(5)=

Bjoerk(oeはオーウムラウト=Oの上に点々)のビデオクリップ集です。妖しい少女ビョークの魅力たっぷりと申し上げましょう。中世の魔女狩りを逃れて、アイスランドに降り立ったほんものの魔女の末裔(想像)、ビョークの妖術にかかってみませんか?

アイスランド語というのがまた独特で、スカンジナビア語の祖語かとも思われますが、いわば日本の近くの島に平安時代の日本語を話す島があるような感じ。ビョークはレイキャビクで普通に暮らしているらしく、“今日街角で自転車でビョークにぶつかりそうになったよ。ぶつからくて良かった”なんていう話しらしい。

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# by kugayama2005 | 2005-12-29 19:57 | ♪音楽の楽しみ(欧州スラブ) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 29日

フンデルトヴァッサーの切手

オーストリア発行のフンデルトヴァッサー切手。手紙が迷子になりそうです。
“自由な自然がわれわれの自由である”と書いてあります・・・誤訳だったら誰か教えて。

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# by kugayama2005 | 2005-12-29 12:34 | ■イメージ保管庫 | Trackback | Comments(4)
2005年 12月 29日

Lisa Ekdahl「WHEN DID YOU LEAVE HEAVEN」=女性ヴォーカルで年越(4)=

この2枚は中味は同じ曲目。ジャズ歌手としてのリサ・エクダールです。ボクが初めて聴いて惚れたリサのアルバムです。なんかけっこうお化粧濃くて、ほんとのリサとはちょっと違って見えますけど、内容はいつものナチュラル系。違うジャケットがあると知って探し回ったのもゆかしい思い出です。バックはピーター・ノルダールTRIO!

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# by kugayama2005 | 2005-12-29 12:31 | ♪音楽の楽しみ(欧州スラブ) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 28日

Ranin「Habib Albi」=女性ヴォーカルで年越(3)=

エジプトの中村晃子(とボクが勝手に呼んでいる)ラニンです。アラブ世界から地球を見れば、ヨーロッパやアジアは辺境の地。東アフリカで誕生した人類が北上し、一部ヨーロッパへ向かい、あるいはまたもどってきた。また別の一部は紅海沿岸をめぐって東へ移動した。しかし気の利いた連中は、エジプトから黒海の間に定住したにちがいない。

ともかく濃ゆいのです。アンマンみたいな極めて洗練された街と比べて、あるいはモロッコのような目のくらむ美世界と比べて、カイロはなんとなく人間っぽい下町の風を感じます。そんななかに現れたキュートなラニンって、いったいぜんたいどんな妖精なのだろう。・・・しばらく女性ヴォーカルを聴きたくなりました。夜ごと夜ごと・・・。

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# by kugayama2005 | 2005-12-28 00:01 | ♪音楽の楽しみ(中東マグレブ) | Trackback | Comments(2)
2005年 12月 27日

Gloria Estefan「GREATEST HITS 2」=女性ヴォーカルで年越(2)=

グロリア!グロリア!どうしてキミはグロリアなんだ。グロリア!どうしてキミは英語でうたうのだ。キミがマーケティングに乗ってうたっているなんて信じたくないよ。CDから抜け出してうたってよ。たとえ今宵だけでも!

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# by kugayama2005 | 2005-12-27 06:57 | ♪音楽の楽しみ(北中南米) | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 26日

Solveig Slettahjell「Slow Motion Orchestra」=女性ヴォーカルで年越(1)=

ノルウェーの新人ジャズ歌手、Solveig Slettahjell(名前の発音: Sul-vay Shlet-I-Yell)。新人とは言っても71年うまれ、30代で初CDを出し、この3番目のアルバムも「スローモーションオーケストラ」と題しているように、ゆっくりな方なのです。内容はすなわち大人の女です。ある部分わかりやすく、ある部分難解。・・・これでジャズ聴くのがまた楽しみになってきた。演奏も最高の布陣。

さて、彼女の名前ですが、日本語版にはスールヴァイグ・シュレッタイェルと書かれていますが間違えです。ノルウェー人名のSolveig(よくある女性名)の最後のGは発音しないのであります。あの有名な“ソルヴェーグの歌”(グリーグ)も間違えです。ソルヴェイかソルヴァイです。ちなみにポップスのSolveig(両親がノルウェー・デンマーク人)はソルヴァイかソルバイと表記されています。

<ACTのプロフィール:http://www.actmusic.com/solveig_bio_e.htm

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# by kugayama2005 | 2005-12-26 00:23 | ♪音楽の楽しみ(欧州スラブ) | Trackback | Comments(3)
2005年 12月 25日

「ローラーとバイオリン」(DVD)(タルコフスキー18)

ローラーというのは、ロードローラーというのでしょうか。工事現場などで土をならす自動車です。経済成長下の日本にも至る所で道路を踏み固めていました。ソ連でもきっとそうだったのでしょう。

バイオリンを習いに行くエリート家庭の少年と、ローラーで一日土木作業をしている青年の交友の話。映画学校の卒業制作。このころからあのローアングルで滑るような気の長いカメラワークを使っています。

・・・今まで書いてきた映画以外に、習作1本が見つかっているのですが見ることができません。

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# by kugayama2005 | 2005-12-25 20:09 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 24日

「僕の村は戦場だった」LD(タルコフスキー17)

タルコフスキーのなかでは唯一明快な(?)映画だけれど、それもそのはず、途中で放棄された企画をタルコフスキーが完成させたものと聞きますが、しかしそれでもいかにもタルコフスキーでないとこうは撮らない、という映像に充ち満ちています。

そういう意味では、他の映画よりもタルコフスキーの手法というものをくっきり見ることができる。家(壁や塀)、火、水、犬という形象を軸にタルコフスキーを再度後日見てみたいとおもう。

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# by kugayama2005 | 2005-12-24 09:25 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 23日

「アンドレイ・ルブリョフ」DVD(タルコフスキー16)

ついにアンドレイ・ルブリョフまでたどり着きました。最初に書いたように、タルコフスキーのすべてが語られている映画。長いです。3時間と2分。ソ連では上映禁止になりましたが、当局はこの大地の底から甦るような徹底したロシア性が恐ろしかったにちがいない。しかし、その後巨額な経費を許して「惑星ソラリス」を撮らせているのだからよくわからない話。

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# by kugayama2005 | 2005-12-23 15:46 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 22日

☆旅の空(根室本線)

今頃は深く雪に埋もれているだろう。1両だけの根室本線から。
このときふと吉田一穂の詩を思い出した。

あゝ麗はしいデスタンス、
つねに遠のいてゆく風景
悲しみの彼方、?への、
捜り打つ夜半のピアニツシモ。

?のところが思い出せなかった。後で調べたら「母」だった。「海の聖母」という詩集であるが、本人はそんなめめしい題は嫌だったようだ。一穂は、積丹半島に父を、函館に母を見ているのだ。一度じっくり調べたいものだ。積丹半島の自然にふれることなく一穂を語ることなかれ、と言う人もいる。

雪といえば、ボクの好きなライブカメラ=鳥海山細密映像(鳥海山がくっきり見えたとき感動。雪深い冬から早春の雪解け。田植え、夏の盛り、稲刈りなど一年楽しめます。)
http://cgi30.plala.or.jp/~live/nemuoka/is.pl


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# by kugayama2005 | 2005-12-22 08:14 | ■イメージ保管庫 | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 21日

「惑星ソラリス」<LD>(タルコフスキー15)

このソラリスはボクの一番好きなタルコフスキー映画であって、かつタルコフスキーが一番嫌いらしい自分の映画と言うべきか。妻を演じるナタリア・ボンダルチュクの父は、あの巨編「戦争と平和」を撮ったセルゲイ・ボンダルチュク監督であり、後にカンヌ映画祭などでタルコフスキーを攻撃する側となる。

当初、女優の役(妻ハリー)はスウェーデンのベルイマンの映画に出ているビビ・アンデションを想定していたのだが、外国人ゆえうまくゆかず曲折のうえナタリア・ボンダルチェクに決まった。タルコフスキーは満足していたはずだが、後になると批判的に“演技過剰”と書いている。でもボクはナタリアが好きだ。彼女なしにはこの映画は成立しない。

タルコフスキーはこの映画より次に撮るべき「白い日」について、日記に熱心に書き込んでいる。「白い日」は改題されて「鏡」となった。「惑星ソラリス」には「ソラリスの星のもとで」という先行するSF小説の原作があるわけで、タルコフスキーとしてはおもしろくなかったのだろう。

<ブログ内リンク http://kugayama05.exblog.jp/d2005-07-25

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# by kugayama2005 | 2005-12-21 02:18 | ■映画の楽しみ | Trackback(1) | Comments(0)
2005年 12月 20日

「鏡2」<LD>(タルコフスキー14)

タルコフスキーにとって、母と妻は別離の対象である。空間に浮遊する男と女は性愛の一瞬。少年はひとり、過去の時間にピンでさし止められた影絵のように。そしてそれらのなかにめぐっているのは、火と水。それこそロシアの原型なのだろう、きっと。

タルコフスキーにとってのリアルな家庭とは何だったのだろう。夫人ラリッサが87年、インタビューに答えている。「彼はソビエトで17年間仕事がありませんでした。17ヶ月じゃありませんよ。その間、私がずっと家計をささえてきたのです。多くを語りたくありません・・・その日を生きていくことさえ難しかったのです。」

その後出国したタルコフスキーを待っていたのは、健康保険なしで受ける巨額の癌治療費だった。詩人の父もさしたる収入が無く、2代にわたってロシア的自由人として生きたといえよう。戦争中たべものに困り、タルコフスキーの母が装飾品を売りに農家を訪ねていく場面が「鏡」にある。その農家の婦人を彼の妻が演じている。

LDのジャケットに採用されているおそろしげな母の顔(昨日掲載)は、思い直して品物を売るのをやめて帰ろうとすると、農婦に“鶏の首をはねてほしい”と強要される場面。映画では、母と妻を同じ女優が演じ、その母・妻を現に妻である女優の農婦が追い詰めるという・・・。

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# by kugayama2005 | 2005-12-20 02:09 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 19日

「鏡」<LD>(タルコフスキー13)

「鏡」は、母と家と、そして父の不在の映画である。母は妻ともイメージを共有する。家が失われる前兆として、納屋が焼け落ちる。納屋が焼け落ちた年に、詩人の父が家を出て、家族は見捨てられる。・・・タルコフスキーの全容を複雑に押し込めた映画。

(ところで毎日画像をアップするものだから無料の容量を超えそう。別のサイトに読み込みに行くようにしたほうがいいのだろうか・・・ぶつぶつ独り言)

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# by kugayama2005 | 2005-12-19 06:49 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(2)
2005年 12月 18日

「ストーカー(密猟者)2」<LD>(タルコフスキー12)

ボクがこの映画で気に入っているところは、ナットに白布をくくりつけて投げるところだ。なぜそうするかというと、“ゾーン”のなかの安全な経路を発見するためだ。同行者はついには呆れ、怒り出すが、これしか方法はない。どうでしょうか、われわれも結構そんな不確定な根拠で、この生を生きているんじゃないでしょうか。どこかで思いっきり白布ナットを投げてみたいものだ。

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# by kugayama2005 | 2005-12-18 09:36 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(3)
2005年 12月 17日

「ストーカー(密猟者)」<LD>(タルコフスキー11)

これまではタルコフスキーが癌死してからの、遡行する序章にすぎない。ここから彼にとっての精神の、そして家庭のラーゲリ(強制収容所)に入っていくわけだ。「ストーカー」は、理想は未来に置き、現実は現在以前にさかのぼるという歴史上まれにみる巨大実験国家=ソヴィエト連邦の実質の中で制作された。

おそろしいことに、現在の日本に起こり、起きつつある異様な事態。これは、かつてのソ連を嗤ってすませるわけにはいかない。社会の影絵である国家の、救いがたい事態を反映している、としかいいようがない。この映画は、すべての望みがかなう部屋についての・・・一種の迷路探訪だけど、そこには逃げ道はない。

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# by kugayama2005 | 2005-12-17 03:55 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 16日

山中千尋「Leaning Forward」<DVD>(女ジャピ83)

昨夕、ふと気付いたらNHKの番組に千尋さんがでていた。前もって教えてくれなきゃ困るじゃない。ふるさとの桐生に帰ってなんたらかんたらという内容。バックで“八木節”を演っていたけど、ものすごく進展しているのでびっくり。全国むけふつうの放送だから優しく優しく弾いたということもあろうけど、これまでの親の敵をとるのかというような弾き方ではなく、とっても素晴らしかった。恋人でもできたのだろうか、心配だ。上原みたいに立って弾いたりもした。健康そうになっていてよかった。・・・このDVDの時はやつれて体調わるいみたいでかわいそう。

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# by kugayama2005 | 2005-12-16 05:56 | ♪音楽の楽しみ(アジア太平洋) | Trackback | Comments(2)
2005年 12月 15日

「ノスタルジア」<ベートーベン:第9交響曲>(タルコフスキー10)

なにゆえベートーベン、しかも第9などと言われると困るのです。タルコフスキーは映画の重要なシーンでこの曲を使っています。バッハ「受難曲」の時も書きましたが、このような有名な曲のその部分をのみ使って映画の背景に流すことは、ほんとうに良いのだろうか・・・と実は日々悩むのです。しかたないのでちょっと変わった交響曲全集をアップしてみました。

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# by kugayama2005 | 2005-12-15 03:21 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 14日

「ノスタルジア」<ヴェルディ:レクィエム>(タルコフスキー9)

ここは撮影地イタリアに尊敬の念を示し、オペラ座のヴェルディしかない。タルコフスキーがなぜこの映画にヴェルディのレクィエムを採用したのかはよくわからないが、この圧倒的なイタリアというものから逃れることはできない。ボクはこの映画を見て最初ちょっとショックだったのは、あまりに“西欧的”になってしまったことだ。

イタリアの都市をめぐって、彼は終末へと導かれていく。彼のそばには“狂人”の残していった犬しかいない。タルコフスキーは「ノスタルジアとは何か」と問われて「郷愁というようなものではない」という異様な答えをしている。・・・

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# by kugayama2005 | 2005-12-14 04:47 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(2)
2005年 12月 13日

「ノスタルジア」<LD>(タルコフスキー8)

このノスタルジアとはどういうノスタルジアなのだろうか。シナリオの深い分析はすでにされているところだけど、端的にいえば生への離別、別れの挨拶というべきだろう。日記にも直接は書いていないが、死を意識し、その場所を求めていたと思う。

タルコフスキーにとってロシアの地は生そのものだったし、失われた父と家の形象が繰り返される。思えば「惑星ソラリス」にすべて尽くされていたテーマが再現しているに過ぎない。ソラリスでもここイタリアでも異邦人として、最後の生をいつくしむ。

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# by kugayama2005 | 2005-12-13 06:53 | ■映画の楽しみ | Trackback | Comments(0)