ご存じ96年のモントルー、ご存じでも未見の方多いかもしれません。なにしろVHSで出たきり雀ですから。音楽産業の水準はこんなもんでしょうか。DVD化しないなら版権を返上すべきです。・・・さて、突然8月27日に始まったこの“女ジャピ”(女性ジャズピアノを聴く旅)も今日で第一期の終わりといたします。続々と新しい才能が育っていることを実感いたしました。新しい彼女たちは、より自由に、ニューヨークやボストンも指呼の間、360円の米ドル握りしめ目を三角にして渡米した先輩たちにはないしなやかさをもっています。それもまたいいじゃないですか。でもCD屋に行ってみますれば、彼女たちのCDは一枚も置いてない。最近やっと山中千尋、上原ひろみの登場で少しにぎわってきましたが、そもそもCDを買えなければ聴くことは出来ないのです。現行の著作権法、そして著作権を保護すると称して著作権を保護する団体を保護する制度、そんなものも“ぶっこわし”ていかないと、日本に土着した文化としてのジャズが死滅してしまいます。世界中でジャズが絶滅しても、なんとしても日本のジャズは生き続けるように!・・・それより当面、順子さんの復活や如何に?