鰐淵晴子、ボクの初恋のヒトの一人なのである。映画「ノンちゃん雲に乗る」が小学校に巡回に来て、ホレてしまったというわけだ(小学校低学年;;気が多いな;;)。松岡正剛のなんたら千夜一夜をだらだら読んでいたら、「小学生の時、石井桃子の本を読みふけった」と読書少年ぶりを書いているので、ボクは内心“ウソつけ!鰐淵晴子にホレたんだろ”と思って毒づいたら・・・その文章の後半に「鰐淵晴子の映画が先だったかもしれない」と白状していたので許してやった。そうなのである、心ある少年はみなホレたのである。6歳でプロのバイオリニスト(画中でも一曲披露)、10歳にしてこの映画である。この場面【写真上】は、お母さんとひな人形を片づけているところで、左側にお母さん(原節子!)がいるのだが、なぜか寂しそうなノンちゃん。実は時の過ぎゆく寂寞に少女のこころがちょっと揺れているのである。・・・その後の彼女の大発展ぶりを知っているオジさんとしても、心はたいへん揺れるのである。
これじゃまるでナウシカだな。宮崎某もホレたのかも知らん。・・・というわけでこのシリーズはおしまい。結果的に最後は美少女集めみたいになってしまったが、ワシは本気だ。