夢千夜一夜【第5夜】 ライカ ズミルックス f1.7/23mm ASPH

【夢5夜】

私は家にいる。
一軒の隣に別の一軒があり、そこは完全に自分だけで使える。
恵まれた環境だ。

退職後のことなので、特にすることもない。
原稿用紙がふた束あるが、何も書いていない。
隣の家に行こうかと考える。

隣の家に行くときは、「隣の家」というフダをこっちの家の部屋にかけようと思う。

ふたつの家の間が庭になっていて、紫色の花がひとつ落ちている。
外部からの要請がない生活は、困難だと思う。
自立した表現を獲得したわけではないので、何も注文がない状況では何もできないのだ。

庭を歩いていたら、湿った土で足が汚れた。
どこか野末の井戸でざあざあと足を洗いたいものだが、そんなものがあるわけはない。

父母も家族もみんな死んだ。


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Commented at 2016-11-08 01:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kugayama2005 at 2016-11-08 21:07
一番は昆虫食だ。昆虫は地上の海老蟹だ。朋友でもあり、食物でもある昆虫君が、最初で最後の美味だ。
by kugayama2005 | 2016-11-08 00:04 | 夢千夜一夜 | Trackback | Comments(2)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005