夢千夜一夜【第137夜】 iPon

【第137夜】

人とサルが鬼ごっこ(カバディ?)のようなゲームをして、
1回目はサルが勝ったらしい。
サルにそうとうのハンデを与えたようだ。

サルは再戦をくどくどと求め、
道路に座りこんでいる。

人はサルのしつこさに辟易としているのだが、
サルは、再戦をすることはお前たち人間の名誉のためでもあると言い張っている。

皆、サルの態度には顔をしかめている。
貴重な休日の夕方だからでもある。
西日がさして、人の顔も落日に染まる。

しかし、甘いハンデを与え、
そのことをサルにちゃんと説明しなかったのは、よくなかったのだろう。
更に、サルが勝ったのは事実なのだから
彼の態度を一方的に傲慢とみるべきでもなく、
配慮も必要なのだろう。

サル相手にも全力で立ち向かわなかった、
そのことが面倒を引き起こしているのだ。

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by kugayama2005 | 2017-03-03 12:55 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005