夢千夜一夜【第558夜】iPon

【第558夜】

部屋に入ると早朝なのにもう三、四人が仕事をしている。一人二人は顔を知ってる。何かのインタビュー記事を1本作るのが私の仕事なので、2時間もあれば終わってしまうに違いない、と思っているうちに、いつのまにかその企画が1ページものになってしまって、えらく負担だ。隣の顔見知りの女性に、半分くらい書いてほしいようなことを言う。彼女は何かの業界紙を広げて、今朝ここに取材に行ってきましたよと言う。見ると、どこかのベンチャー企業らしく、鉛筆でいろいろメモが走り書きされている。彼女は、行ってみたら今後ともよろしくと言うような社交辞令ばかりで内容は特になかった、と言う。あわよくばその会社に自分が潜り込もうと、そんな風情を感じる。私は、そうじゃなくて何行の記事で写真はどうするのかなどと早速ゴネないと仕事にならないだろう、と言うと、彼女は、はーいなどと機嫌よく返事をしている。いろいろ見知らぬオヤジどもが集まってきて社内の噂をしている。どうも無駄な人間ばかり多いようだ。

【写真】Nicoletta CeccoliDaydreams2014


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by kugayama2005 | 2017-12-14 00:03 | 夢千夜一夜 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005