2018年 09月 18日
2018日記【012】浦上玉堂と大田南畝5
2018日記【012】浦上玉堂と大田南畝5
幕府の下級武士、若い時の南畝の勤務実態とは?
何しろ、狂歌、飲酒はもとより料理屋そして吉原と寝る暇もなさそうなのだが、これで御家人というものは勤まるものなのかギモンであった。
野口武彦「蜀山残雨」のなかに「幕末下級武士の記録」から資料が紹介されており、やっと実態がわかった。
1か月の勤務は以下の通り。
1 江戸城の玄関で番をする「本番」
2 江戸城中ノ口で番をする「加番」
3 老中などの警護をする「御共番」
4 二の丸を警備する「二の丸当番」
これらを各「月に一回」。なんと、ひと月に4回しか勤務がないのです。
【写真】JR日光線/OLYMPUS PEN-F/LOMO TRIPLET-43 4/40 SMENA