2018年 10月 12日
2018日記【029】西行と源頼朝11
2018日記【029】西行と源頼朝11
頼朝から藤原秀衡に宛てた書状の内容。
ー われわれは親しくすべきだが、遠く離れており意思の疎通をはかる機会がない。
ー 朝廷に献上する金や馬は、税であるから余(頼朝)が管理する。今年(1186年)以降、鎌倉から朝廷に転送することにする。
ー これは後白河院のご命令を守ってのことだ。
秀衡からの返事(1186年4月24日鎌倉着)
ー 朝廷に献上する金や馬などは鎌倉に送るので、京都へ転送してください。
西行が頼朝に会い、平泉に向かったのが同年8月だから、事態は微妙に動いていたのだ。
【写真】JR日光線/OLYMPUS PEN-F/LOMO TRIPLE-43 4/40 SMENA