2018年 12月 30日
2018日記【105】日本の「農業化」と律令制崩壊過程 34
持統天皇(うののさらら)=左脳的(法律制定)
額田王(ぬかたのおおきみ)=右脳的(蛇巫、詩人)
と、トンデモ本のような書き方で恥ずかしい感じですが、「農業化」による心の変化を、日本における最古級(と言っても相対的にはそれほど古くない)の文字記録が捉えていたと解釈します。
ジュリアン・ジェインズは、「イーリアス」(紀元前1000年前後に成立)によって右脳的な機能を解析しようと試みている。しかしそれはちょっと古すぎるので、その後の歴史との繋がりがわからない。私見では、旧約聖書の方が史料的価値が高いと思うけれど、荷が重い。
日本は、ユーラシアの他の地域に比べて「農業化」が多分に遅れたので、西暦600年代の心の変化、その新鮮な記録が残っているともいえる。
気になるのは、遊牧民の系統で、もしかしたら左脳化は、彼らの中でもっと早く起こっていたかもしれない。そのことを考えるには、シャーマニズムを調べなければならないけど、それはまた後で。スペインが征服する以前の米大陸先住民に、カギがあるような気がする。
【写真】名古屋城/SONY DSC-RX0
ふと思い立って、徳川家康に縁のある城を見に行きました。