2019年 01月 01日
夢千夜一夜【第1032夜】
【第1032夜】
私は、新札の200万円をその男に渡した。場所は、自宅の隣地だ。鳥かご状の細い鉄柱が夜空に高くそびえており、その中にクラゲのように半透明で、ちかちか光るチュウブ状の建築物がある。高さはおよそ100階建てくらい。敷地の角が小さく三角形に切れていて、細い電柱のようなものが立っている。電柱の先がややカーブして、通信用のボックスが取り付けてある。四角い箱から、熊の手のように機器の黒いケーブルがたくさん出ている。
自宅の方に戻ると、いつのまにか、ゆるい坂の先に細い橋がどこまでも続いており、その下は静かな海になっている。夜だ。橋に足がかかると、急に幅が狭くなり、アーチ状に向うが高まる。まるで、滑り台を逆に登ろうとするかのようだ。前方に陸地が見えないので、行くのは危険だと思いやめる。
自宅の裏に、仮の船着場が出来て、一艘わりと大きな船が接岸している。その船に並行して、白い磁器でできた船が泊まっているが、それは丸くなった切っで自動的に料理をつくる船らしい。そういう便利な珍しい船が自宅の裏に来ていることを、誰かに知らせたいと思って、帰ろうとすると、道路に面して大きな病院が建ってしまったようだ。
フェンス越しに、明るく輝く病室がいくつも見えて、2、3分歩いてもまだ続いている。守衛のような男が訝しげにこっちを見ているような感じだが、誰かが、あれは隣地の男だから知らんぷりした方が良いですよ、と囁いている。隣にいきなり病院を建てておきながら、何て奴らだ。
【写真】金沢城/SONY DSC-RX0
城ファンではないのですが、勢いで、加賀百万石。
2019 謹賀新年
降る雪や昭和も遠くなりにけり
いつも、ご訪問ありがとうございます。
本年も、宜しくお願い致します。
最近は縄文から農業化へはまっているのですね。
昨年山陰に初めて旅行して日本神話の世界に少しだけ
触れました。岡山から山陰にかけては古事記の世界が
広がっているのですね。
今年はどんな広がりがあるのかしら・・
良い年でありますように。
チケットは半年前とかくらいに売り出すので、カレンダーにマークしておかないと危険です。
オペラシティでどこかに散人さんもいらっしゃるのかなと思っていました。2日に分けてのバッハとてもよかったです。やっぱり1日だと集中がつづかないかも。