2019日記【291】斉明(天智・天武)持統期に至るまでの私的妄想 173

◾️懐風藻


751年頃に成立したとされる漢詩集「懐風藻」は、近江朝滅亡の主、大友皇子の詩を巻頭に掲載している。近江朝では、漢詩の宴がひんぴんと開かれていたらしい。


当然ながら近江朝に冷淡な天武・持統系の見方と違って、「懐風藻」には独特のメンタリティがありそうだ。


(大友皇子=父は天智天皇、近江朝の皇太子)


皇明光日月

帝徳載天地

三才並泰昌

万国表臣義


意訳:

わが父天智天皇の威光は日月の如く

その帝徳は天地に満ちあふれている

天地人はともども安らかに栄えおり

国ぐには臣下となるべく礼義を尽す


父の支持によって皇太子たりえた大友皇子の、輝くような日々が手に取るように実感される。


【写真】近江朝はどこだ? SONY DSC-RX0 

↓ 近江朝の前方の琵琶湖 、柿本人麻呂に歌われた「滋賀の唐崎」近く。正面は瀬田橋方面。

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↓ 「懐風藻」は、いにしえの風雅な藻(文章)を思う、という意味らしいが、湖岸に打ち上げられた藻も印象的だ。
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by kugayama2005 | 2019-10-18 02:48 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005