2019日記【293】斉明(天智・天武)持統期に至るまでの私的妄想 175

◾️懐風藻


懐風藻には序文があり、筆者の名は残っていない。彼は自ら、官位の低い身分で暇もあり文を集めて懐風藻をまとめた、と述べている。


そして特に天智天皇の時代に、壮麗な宮殿を建て、世の中も治って、人々は文学に目覚めた、しかし、


但時経乱離

悉従煨燼


と言う。


煨は「埋み火」、燼は「燃えさし」という意味らしい。


近江朝の時期に芽生えた漢詩の多くが、壬申の乱によって、燃えつきてしまったと述べているのだ。彼は、故人の美しい詩文が散逸するのを惜しみ、遠くまで足を運んで詩を収集した。


壬申の乱の際、近江朝が炎上したという記録はないと思うが、「悉従煨燼」とはどういう状況だったのだろう。単なる比喩ではないように思える。


【写真】近江神宮 祭神は天智天皇 創設は昭和15年と新しいものだが、清々しく良い社殿 SONY DSC-RX0 

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by kugayama2005 | 2019-10-20 00:00 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005