2021日記【103】一休宗純22


一休宗純とその母7


一休の母の死はいつだったか、というのは識者のなかでも推察されてきたようだ。一休宗純は、晩年の母に禅の自力の原理を説いているが、浄土宗の母は、まったく興味を示さなかったように思える。


禅宗の中でも、臨済は高級武士に支持され、曹洞宗はもっと幅広く、一般人にも広まっていたらしい。(世阿弥は曹洞宗)


臨済禅 看話 公案をやり取りする

曹洞禅 黙照 只管打坐ひたすら座禅


一方、浄土宗の裾野の広さは言うまでもなく、一休宗純も20歳以上若い蓮如との交友を通じて、浄土宗への好意を深めていく。その背景には、禅宗には興味がなく、他力(阿弥陀如来)に救済を求めた母の記憶があったと思う。


TOKYO Phantasmagoria #東京写真/iPon
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by kugayama2005 | 2021-04-12 17:08 | 2021日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005