2022年 05月 17日
2022日記【136】境界と自由368
承前:
例えば本格的な量子コンピュータを開発すれば、従来のコンピュータをすべて無力化できる。従来のコンピュータの安全網を軽く突破できるからだ。
ウクライナ戦争をみると、ウクライナが使っている武器は、人工知能で自立している部分が多い。対戦車携行ミサイルは、衛星情報や上空のドローンの支援を受け、ロシアの戦車を上部から破壊する。榴弾砲(大型の大砲)の玉には羽根が生えて、自分で目的を認識して飛んでいく。
これらの情報システムは、侵入されないように、事前に細かくチョックされているのだ。
他方、ロシア側の情報はダダ漏れなのだろう、ウクライナの田舎道を縦陣でトコトコやって来て破壊されてしまう。艦艇はさらに無力で、陸地に近づけない。
情報分析と伝達が戦争遂行の主な原動力ということ。だとすれば、量子コンピュータを先に実用化すれば、敵の兵器に侵入して誤動作させることなど簡単だろう。それだけではなく、敵の核兵器システムに入り込んで自爆させることもできるはず。
■TOKYO春になれば/Apo-Macro-Elmarit-TL 60/f2.8 ASPH./Leica TL


