2022年 06月 07日
2022日記【157】お釈迦様、最後の旅19
34 娼婦アンバパーリーが、お釈迦様と弟子たちを供養食に招待した。アンバパーリーは前夜から支度をし、早朝にお釈迦様はマンゴー樹園を出て、首都ヴェーサリーにあるアンバパーリー邸で接待された。供養食が終わると、アンバパーリーはお釈迦様に申し上げた。
娼婦アンバパーリー「お釈迦様、私はマンゴー樹園をお釈迦様とお弟子たちに寄進いたします」
35 お釈迦様は、マンゴー樹園で数々の法話を修業者たちに与え、ある日アーナンダに言った「アーナンダよ、竹林村へ行こう」と。竹林村に住み、お釈迦様は弟子たちに言う。
お釈迦様「修業者たちよ、行きなさい。ヴェーサリーの都周辺の友人、知人、親友を頼って雨安居に入って座禅修業をしなさい。私もこの竹林で雨安居に入る」
※夏の雨季の間、交通が困難になり、遊行を中止して一箇所に留まるのが雨安居。後の仏教では僧が集合して過ごす組織的行動になったようだが、お釈迦様の時代には、つてを求めてそれぞれが個別に雨安居に入ったようだ。ジャイナ教徒も雨安居に入るので、そこで論戦もあった模様。