2022日記【164】お釈迦様、最後の旅26


お釈迦様がチャーバーラ廟で残余の生を放棄された時、大地震と雷鳴が起こって、人びとは震え上がった。


お釈迦様は短い詩を示された。


 人の身は常ならず移ろう

 今は寂滅のなかに測ろう

 仏の私は有の集古を捨て

 鎧の身を脱いで断ち果つ


大地震に驚いて、アーナンダは急ぎお釈迦様のもとに駆け戻った。


アーナンダ「不思議、未曾有の大地震。人びとは震え上がっております。お釈迦様、いったい何ゆえにこのような大地震が起こったのでしょうか」


お釈迦様「地震が起きるのは、水や風が動く時、天神の地想水想の時、菩薩が母胎に入る時、菩薩が母胎から出る時、如来が完全な悟りを得た時、如来が完全な悟りを伝導する時、如来が残余の生を放棄する時、如来が完全に残余の生を断ち寂滅(涅槃)に入る時、アーナンダよこの八つが大きな地震の縁因なのだ」


■TOKYO雨季雨期/Apo-Macro-Elmarit-TL 60/f2.8 ASPH.Leica TL
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Commented at 2022-06-14 18:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kugayama2005 at 2022-06-14 19:07 x
最新の多宇宙論だと、この宇宙の始まりは、一気に多くの宇宙が誕生したと言っている。だから各々の宇宙には、違う寿命があるのかも知れない。例えば、シャボン玉でもすぐ破綻して消えるものもある。でも、それはそれで一個の宇宙だから。
by kugayama2005 | 2022-06-14 17:01 | 2022日記 | Trackback | Comments(2)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005