2023日記【201】境界と自由712

◼️太宰春台「経済録拾遺」<原文の翻訳>7


答/続 かつて(中国の「史記」によれば)管仲が斎の国の宰相だった時にも、これと似たこと(物価安定策)があり、(前)漢の時代には桑弘羊の均輸という法があった。この「均輸法」(や「塩鉄酒の国家の専売)については、その時代にも後世にも経済家の批判があったが、(内容は「各地の物産の売買を官営にし、国家経済の破綻を救おう」という内容で)国家に利があり民間にも害がない政策だから「必ずしも桑弘羊を咎めるべきものではない」と、明の焦弱侯が(著書の「書塩鉄論後」で)述べている。桑弘羊はもともと商人であり、「均輸」は売買についての(国家が介入し価格を安定させる)法だ。彼もやむをえず他に方法がないので、その時の危急を救ったのだ。今は乱れた(澆季の)世であるから、かつてのように金銀も銭も少なくて国の財政が安定し、士民が不便でないようにできれば最善だが、(そうするためには)国家の制度を改善し、民が生活しやすいようするしかない。(ただ早急に)金銀を豊穣にする方法は、商業より近道はない。世に菅公のような賢者がいて、恒公のような王に召されるならば、必ずそのような方法を使うだろう。三年、五年のうちにはその国を富ませるだろう。今(幕府が長崎で外国貿易を直営し)、船舶で輸入された(外国の)貨物を幕府が買い取り、日本国内に売り出しているのが正に通商である。国内の諸侯が(それと同じように)諸侯の地元の特産物を、藩外に売り出して通商することに、何の遠慮もいらない。

 以上が「食貨(経済・財政)」について(『経済録』でかつて論じたことの補足である)

■庭の山芋を見てみたらすでにムカゴがなっているぞiPon

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by kugayama2005 | 2023-07-20 17:00 | 2023日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


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