2023年 08月 05日
2023日記【217】境界と自由728
農民の一揆を見てきたが、1837年大坂、大塩平八郎の「乱」で大都市での衝突が発生する。大塩平八郎については解説も多いので、ここでは江戸市外を中心とした都市の擾乱を考えてみる。
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◼️慶応2年(1866年)江戸ならびに東海道川崎・品川宿騒擾
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これは大政奉還の前年のできごとで、この騒擾は江戸に隣接する品川宿、さらに江戸府内にまで及び、続いて大規模な武州世直し一揆が起こった。
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↓ 江戸府内の範囲 赤線(朱引)内が「札懸場」(変死者や迷子があった場合、年齢・衣服の特徴等を高札によって掲示した場所の範囲) 黒線(墨引)内が「町奉行が支配の対象とする江戸の町人地」