2023日記【219】境界と自由730

承前:

◼️慶応2年(1866年)江戸ならびに東海道川崎・品川宿騒擾3

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1886523日/川崎宿山王社

川崎宿の困窮者(借家人)約380人が山王社(現:神奈川県川崎市川崎区宮本町7-7稲毛神社)の境内に集まり、太鼓をたたくなどし「このごろの物価高で妻子も養えない」と訴え、米の安売りを要求。「受け入れなければ名主などに打毀しをかける」という。百姓約40人が計1462分の資金を拠出し、困窮者に分け与えて米の安売りを約束した。

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川崎山王社(現:稲毛神社)/江戸名所図会(1834年刊)

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↓ なお多摩川に橋はなく(江戸初期に架橋されたが流失)渡場があった。これは川崎の対岸六郷の様子。なお、ここより下流には羽田の渡場があり、羽田の穴守稲荷と対岸の川崎大師が名所として人気を競っていた。
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by kugayama2005 | 2023-08-07 17:00 | 2023日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005