2024年 02月 14日
2024日記【045】境界と自由926
承前:
昨日の年表で見ると、ケンペルと芭蕉が「元禄4(1691)年 4月16日から 4月18日」の間、きわめて近い場所にいた可能性がある。暦が合っているか疑問の余地は残る。
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ケンペル
元禄4(1691)年 4月16日
(帰路)京都着
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芭蕉
元禄4(1691)年 4月18日
(奈良、大坂を経て)嵯峨野に入る(落柿舎<向井去来の別荘>に滞在
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ケンペル
元禄4(1691)年 4月19日
(帰路)京都発
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このころ長崎のオランダ人カピタン(公使)が、幕府の貿易認可に感謝の意を表するため、江戸参府は年1回三月末に行われた。江戸参府は1609年に開始され、1633年からは毎年春、1790年からは貿易量削減にともない4年に1回、1850年に廃止された。
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↓ 芭蕉が滞在していた落柿舎を再現した建物(京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20)。芭蕉が訪れたころの落柿舎の位置は不明/GoogleMapより