2024日記【057】境界と自由938

承前:

大名行列も沿道へのアピールとともに、投資効果の改善が課題となった。当初は短い区間を駅伝方式でつないだが、それでは経費も手間もかかりすぎる。したがってできるだけ通しで運用するようになると、今度は人間への負担が重くなる。その結果、人材派遣に頼る。

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大名行列が江戸入りする際の行程が、観衆も多く重要だったので、江戸から人材を雇い上げた。おそらく、江戸在住の下級武士の家来(奉公人すなわち奴さん=ヤッコの語源は「家つ子」らしい)が出張したのだろう。

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戦争がなくなったので、下級武士は義務でもある家来の雇用が負担になっていた。江戸の下級武士の家来(奉公人/奴さん)は、短期契約が多かったようで、そのため奴さんどうしの情報交換が活発化、結束も固かったという。少なくとも江戸では、士農工商穢多非人という組織された階級は、奴さんによって流動化していた。

↓ 昭和10年に再現された奴さん(箱根町観光協会)

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by kugayama2005 | 2024-02-26 17:00 | 2024日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005