承前:
「市振」3〜「おくのほそ道」より
遊女の声は「白波のうちよせるなぎさに身をさらし、海人の子がこの世をみすぼらしく生きるように、何も約束されず、いくら毎日徳をつんでも、どうしてもうまくいかない」と言っている。それを聞きつつ寝入ってしまった。と、その翌朝、旅立とうとすると、遊女は私と曾良に向かって「行く末のわからない旅路のつらさ、あまりにおぼつかなく、悲しいので、見え隠れでもあなたの後をついて行きたい。あなたが墨染の衣ゆえのお情け、慈悲の恵みを垂れて、結縁させてください」と涙を落とす。
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※今まで気づかなかったが、遊女が同行を哀願したのは「われわれ」に対してだ、と芭蕉は書いている。言うまでもなく芭蕉と曾良が「われわれ」だ。
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記憶のなかの日本から Impressions of Japan/2011.春/東京都内/Carl Zeiss Jena Biometar 80mm f2.8 (for PENTACON 6)/Olympus E-5
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