シャンソニエ・コルディフォルム(ハート形のシャンソン集)

15世紀のこと、ブルゴーニュ公国の南にサヴォア公国があったとか。新しいシャンソンの形に移行する以前の、最後の中世音楽がつくられていたらしい。貴族たちが楽しんだその楽曲は、ご覧のようなハート形の写本として伝わっている。ハート形の本!、ムカシもobje-naさんみたいなヒトがいたんだね。昨日のオリィ伯爵でこのCD思い出しました。(教会音楽に対して、シャンソンなどは世俗音楽といわれていますが、世俗音楽とは大衆音楽のことではありません。往時の吟遊詩人も貴族だったのであります。・・・もっと正確にいうと“吟遊詩人”ではなく、“トルバドゥール=宮廷付きシンガーソングライター”というべきもの。なかにはグレて宮廷から放り出されたヒトもいるだろうが。詩のテーマは宮廷内の恋愛についてが多い。曲は一言で言うと対位法誕生前夜・・・とでも言っときます)


シャンソニエ・コルディフォルム(ハート形のシャンソン集)_e0022344_11482526.jpg


シャンソニエ・コルディフォルム(ハート形のシャンソン集)_e0022344_3144540.jpg

by kugayama2005 | 2006-07-12 03:19 | ♪音楽の楽しみ(欧州スラブ) | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005