2006年 10月 30日
沖山秀子「Summertime」(秋だからジャジーに暮れて22)
これは凄いです。品切れにしているのは音楽関係者の陰謀じゃないかと思うくらいです。だって専門のジャズ歌手がそろって裸足で逃げ出すような女優の歌ががその辺にころがっていたらマズイじゃないですか。もっともジャズ歌手であるべき沖山秀子が女優もやっていると言ってもいいですけどね。今日は時間があったので引っ張り出してみました。
沖山秀子といえばやっぱり想いだすのが「神々の深き欲望」(今村昌平)の鮮烈デビューですけど、映画的にはべつになんてことないんですが、沖山秀子が鮮烈でした。そしてあの映画、当時はなかなか行けなかった波照間島を中心に、鳩間島など周囲の島でロケをしています。なんと最後は台湾のロケまで混ぜているのでちょっと笑ってしまいます。
・・・とかなんとか憎まれ口を書いていたら、最近でも沖山秀子のライブがあることを知った。「Summertime」でもその音楽性の基底となっている鈴木毅との共演もあったらしい。ボクたちはまだまだ隠れた宝物をいっぱい忘れて暮らしているんじゃないかな?