2006年 11月 11日
J.S. バッハ/チェンバロ協奏曲ニ短調BWV1052
・・・バッハのヴァイオリン協奏曲は3曲しか現存しないけど、バッハ自身の音楽家生活のスタートはヴァイオリニストだから、ヴァイオリン曲はもっとあるはず。バッハのヴァイオリン曲のなかでイ短調BWV1041だけは1730年頃のものと特定できるらしい。1730年とはその前年コレギウム・ムジクム指揮者に就任したバッハが、教会音楽から遠ざかり世俗音楽の活動に力を入れるライプツィヒ時代第2期の冒頭にあたる。その背景には市当局や上司のバッハに対する無理解があったという。(バッハ事典による)
それでいろいろ読んでいたらバッハはヴァイオリン協奏曲イ短調BWV1041を編曲して、チェンバロ協奏曲ニ短調BWV1052のなかに使っているということが分かったので、今日はチェンバロ協奏曲から聴いてみよう。・・・実はどこがどう編曲されているのか、よくわからなかった。バッハを読み解くには時間がかかるのである。