Jennifer Brown 「IN MY GARDEN」

少年散人にとって衝撃的だったのは、当時「黒人霊歌」と言われたスピリチュアルだった。おそらくnegro spiritualを黒人霊歌と訳したのだと思う。簡単にいうとアフリカ人を拉致してきて奴隷という商品にし、すべてを奪った後、キリスト教を押し付けたわけだけど、そんなに簡単にアフリカの魂はついえなかったのである。その後、ニグロ・ゴスペルを基盤としてさまざまな音楽が育った。・・・その成果を、次は世界のあちこちで新しい音楽にする。いいじゃないですか、ジェニファー・ブラウン。

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Commented by ターボ at 2007-02-17 05:56 x
「黒人霊歌地を這ひ来」という俳句を部分的に記憶していまして、句の季語を思いだそうとしても、どうしても思いだせません。
Commented by kugayama2005 at 2007-02-17 07:25
ターボさんそれ好い句ですね。ただ最近は黒人霊歌という言葉自体使わないようです。ソウル、と霊歌の関係がわかりません。スピリチュアルとソウルってどう使い分けられているのか・・・。・・・・いろいろ思い付きで書きましたが、アフリカ音楽と、米大陸で発生した黒人奴隷の音楽との、しかとした関係付けは実はだれも証明していないようです。ただ、アフリカンアメリカンの音楽の系図の根っこには、教会音楽があり、改宗させられた黒人奴隷が教会の中でつちかったものは大きいと思います。現在でもゴスペルを基礎として多くの歌手が育っていますし。
Commented by ターボ at 2007-02-18 06:18 x
その俳句は30年以上前に読んだのですが、印象に残っていました。
Commented by kugayama2005 at 2007-02-18 09:48
検索したらどなたの作かは知らねども、少女らの黒人霊歌草青む、という句を見つけました。
by kugayama2005 | 2007-02-16 21:55 | ♪音楽の楽しみ(欧州スラブ) | Trackback | Comments(4)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005