芦原英了氏がNHKラジオ日曜日、「午後のシャンソン」という番組を主宰していて毎週聴いていた。シャンソンだけではなくサンレモ音楽祭の録音も放送してくれて、ジリオラ・チンクェッティにはドキドキさせられました。マチューがピアフの再来と騒がれ、オランピアで「パリは燃えているか」を歌いあげている頃、ボクのジンセイの歯車もコトリと回り・・・まあいいや、まだ追憶する歳じゃねえぞ小僧。銀巴里にもアズナブールやアダモ、エンリコ・マシアスなんかが来ていた。AMラジオとか、1回しか行ったことないけどその銀巴里なんてのも時代の匂いかも知れないね。・・・番組はいつの間にか消えゆき、潮目はFMへと変わる。大人の歌手がいなくなっていった。FMになってクラシックがちゃんと聴けるのでうれしかったし、CDも神様の贈り物かと思ったもんだけどいったい何だったのだろうカラヤンと大賀の陰謀か?・・・「帰り来ぬ青春」なんか聴いて泣くんじゃねえぞ!