三輪洋子「In the Mist of Time」日本の女性ジャズピアニストふたたび(2)

三輪洋子のデビューアルバムであるが、02年と05年に同じものが発売されている。ご覧の通り同じアルバムで、ジャケットも同じだけど、とりあえず両方持っている。発売当時、無名のピアニストであったわけだし、今でもけっしてみんなが知っている奏者ではないので、アルバムもたいして売れなかったのだろう。

しかし彼女のように、奏者として、作曲家としてひとつのジャズのありかたを丸ごと表現しているヒトはまれだと思う。このデビュー版は小品集というおもむきもあるけど、彼女の魅力をあますことなく伝えている。ジャズなのである。ジャズとは、現代の都市に生まれるべくして、まさに生まれた表現であって、その今の姿が彼女によってくっきり示されたのだと思う。

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by kugayama2005 | 2007-07-08 22:43 | ♪音楽の楽しみ(女性JazzPiano) | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005