こげこげチャリ坊と北海道鳥見の夏休みです(3)【バードランドのチャーリー・ボウ103】

昨日は、小樽から余市まで行きましたので、今日は余市から積丹の古平をめざします。ちなみに余市をボクらは「よ」にアクセントを置いて発音してしまいますが(要するに那須与一の与一)、現地ではアクセント無しでタイラに発音します。余市と言えば、ニッカウヰスキーの工場ですね。
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余市から積丹方面に長さがきつい登りと、危険なトンネルを越えて浜へ出ます。そうです今回の日程は、危険なトンネルをどうくぐって行くかが焦点で、その危険性を考えたボクは、交通整理をする時の赤く光る棒を買っていきました。自転車の後部につけて点滅させるためです。棒無しにはとても入ることをためらう狭小トンネルは、小樽〜古平間に少なくとも4カ所ありました。ひとつはとても長く、命からがら、“もしボクにもまだ役割が残っているなら生き残らせてください”と祈ってしまいました。・・・この写真は歩道のある天国のような良いトンネルです。
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・・・積丹側の岩場は厳しくそびえたっていて、海岸回りの逃げ道などないのですから。トンネルの無い時代は、ずっと山側を迂回していたのでものすごく時間がかかったわけです。
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今夏の目的地を積丹の古平としたのは、詩人・吉田一穂の出身地だからです。一穂師は、生まれは函館近郊ですが、父がイワシ漁からニシン漁の網元に転じたため、小学校から古平ですごしています。やっとのことでその古平が見えてきました。
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まずは町の樹に記憶を尋ねてみましょう。
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碑っぽいものには興味ないのですが、一穂師のことですから行ってみましょう。
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ゆかりの寺に墓所があるようで、回りを回っていたら偶然お墓にめぐり合ってしまいました。熊出没注意という看板がある一番奥にそれはありましたので、途中でひろった造花をさし上げました。すると裏山で、キツツキが樹をつつく音が・・・。とっさにカメラを取り出して、お墓そっちのけとなりましたが。・・・
散人「先生、造花のお花はいかがですか。美しいですね」
一穂「地球の軸が30度傾いても枯れない花とは如何!」
散人「今、キツツキがこんこんこんと樹をつつきました。先生の詩にもキツツキは何度も出てきますね・・・
  虫の約束に林を渡る啄木鳥よ
  鴨は谿の月明かりに水浴している
  参星(オリオン)が来た! この麗しい夜天の祝祭
  落葉松(からまつ)林の罠に、何か獲物が陥ちたであろう
  弟よ、晨、雪の上に新しい獣の足跡を探しに行かう

・・・記憶で書いているので一部だけです」
一穂「キミ、ボクの作品を不完全にしか覚えておらんのか!」
散人「先生、そういう時代なんですよ。先生の作品を書いてみようにもワープロじゃ漢字が出てきません」
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丘を下って古平川にいってみた。いままでちゃんと撮れたためしのないキセキレイをゆっくり観ることができた。
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古平(ふるびら)とはアイヌ語で赤い岩のこと。この川の南岸が崩れ、赤い岩が露出していたことから名付けられたらしい。確かに川には赤茶けた色の石が多い。
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この川にももうすぐ鮭が遡上してくるのである。
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さらに走って小樽行きのバスを待つうちに、ウミネコに会った。ウミネコはなにやらぶつぶつ文句を言いながらボクを見つめて動かないので、ポートレートモードにして撮った。・・・なにやらこれでパイプをくわえたら吉田一穂そのものではないか。
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  掌(て)に消える北斗の印
  ……然れども開かねばならない、この内部の花は
  背後で漏沙(すなどけい)が零(こぼ)れる

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一穂「キミ、ボクの詩を不完全に紹介するな」
Commented by (=゚ω゚)ノ!! at 2007-08-24 22:31 x
今年もまた「ご自由にご観覧下さい」のアレに再開出来るのかしらっ?

アレ→(=゚ω゚)ノ(=゚ω゚)ノ(=゚ω゚)ノ
     ◎ ◎ ◎ ◎  ◎ ◎
Commented by 紅蓮 at 2007-08-24 22:35 x
今日が積丹でしたか!
吉田一穂の詩を一部分でも空でいえるんだね。散人さんは詩人だね。
そして、きれいな水とセキレイ。
ウミネコは威厳がありあり。
Commented by kugayama2005 at 2007-08-24 22:43
(=゚ω゚)〜〜〜あれってなんだっけ。忘れたよ〜完全に。
Commented by kugayama2005 at 2007-08-24 22:46
紅蓮さんおきてた?冷えビールの誘惑を克服して(つまり飲んだので誘惑は消え去った)書き込んだよ〜。吉田一穂宅は三鷹台にあったんだよ。8番の森に近いところ。その話はまた別にゆっくり書きたいけど。
Commented by (=゚ω゚)ノ!! at 2007-08-24 23:15 x
(=゚ω゚)つhttp://kugayama05.exblog.jp/4007089/
Commented by kugayama2005 at 2007-08-24 23:23
(=゚ω゚)@@@しかしなんだね〜道北って飛んでるね〜。思い出しました〜。◎◎◎
Commented by 諏訪ッチ at 2007-08-24 23:36 x
どの写真も、澄みきった空気が伝わりますよ。
どの色も混じりけなしの原色だな~
参りました!
Commented by トントン at 2007-08-25 00:42 x
あ~、とりあえず、トンネルは気をつけてください!!
吉田一穂さん、8番の森の近く?なんだか、わかる気がします・・北海道を好きな人は、8番の森も好きなのですよ!!
水がすごく綺麗で・・心も洗われる・・洗われた?
ここもまた、大樹が迎えてくれたのですね。大樹を撮っている、散人さんを撮るなんていうのも・・・面白そうなんだけど!!


Commented by kugayama2005 at 2007-08-25 05:47
諏訪殿、撮っている時はそうは思わないのですが、つまり良い空気だとは。しかし後で見れば東京の空気はべとべとしていますし、こっちの空気は爽やかですね。
Commented by kugayama2005 at 2007-08-25 05:52
トン姉、一穂師の家は、8番森の下の道を三鷹台方面に進んで左側でした。・・・水を見ていると鮭が上がって来たのではないか、と、監視に来たオジさんに監視されます。川の鮭をとると密猟ですから。撮るのはいいでしょう。・・・樹を撮る時は誰か見てると恥ずかしいです。樹ちがいのようですから。
Commented by 紅蓮 at 2007-08-25 07:08 x
今日も北海道ですか~? 

→(=゚ω゚)ノ(=゚ω゚)ノ(=゚ω゚)ノ
  ◎ ◎ ◎ ◎  ◎ ◎

これ、私だって覚えていたよ。最後の日だよ。
Commented by 紅蓮 at 2007-08-25 07:12 x
吉田一穂さん、あの辺に住んでいたんだ。いつ頃のことだったのでしょうか。
でも、北海道が心の奥にすみついていて、詩が生まれたんだね。
Commented by kugayama2005 at 2007-08-25 21:40
紅蓮さん、あはは、忘れてたけど、おかしいねえ。町ぐるみでやってるんだ。まだやってるかな?
Commented by kugayama2005 at 2007-08-25 21:41
紅蓮さん、吉田一穂師は戦前からあのへんに住んでいるから先輩です。何年からかは家に帰って全集で確認するよ。亡くなったのも三鷹台だ。
by kugayama2005 | 2007-08-24 22:13 | こげこげチャリ坊【輪行メモ】 | Trackback | Comments(14)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005