ちょっと小難しげなジャズオヤジが、あっけなく熱烈な支持者になるケースが多い(のではないか)、早川泰子、聴いているうちジワッと老眼が潤むのであろう、衰えつつある膝で小刻みにリズムをきざむのだろう。秋田に根をおろしたその生き方に共感するとともに、ほんとに今の時代にこれでいいのか?と思わざるをえない演奏スタイル、ビバップとか呼んで良いかどうかも戸惑うペリカン。彼女の師は三平さんである。大野三平とは?、新橋・銀座あたりの伝説上の人、聴いたことはないけど、ビバップの孤塁に40年のオトコだ。して、いったい早川泰子とは誰なんだろう。それは秋田に行って確かめるしかないでしょう、きっと。