唐澤まゆこ 「クロリスへ(アーン)」他<CD「アントワネット」>(秋だからクラシック聴こうか02)

秋になったら「火刑上のジャンヌ・ダルク」かなと思ったけど、やめて、金魚さんがつぶやいていたアーンを聴いてみませう。このCDっていつの間にか持っていたのだけど、アーンが入っていたのを覚えていたってのは、まだボケてないのでせうか?・・・それにしてもマリー・アントワネットにこだわる唐澤さんって。・・・

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それでまだこだわるのですが、今日は秋の十三夜なんださうです。では、昨夜から置きっぱなしになっていたカメラでその月を撮ってめでませう。「クロリスへ」なんか十三夜にふさわしい。「月に憑かれたピエロ」から十三夜へ。

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Commented by 諏訪ッチ at 2007-10-24 23:23 x
私は十三夜の月を見ながら、ガゼボの「Lunatic」を聞いておりました。
アベノセイメイは私の憧れの人です。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-25 05:21
諏訪殿、ガゼボはショパンしか知らないんですみません。実在の人物としての清明ってどんなヒトだったのかすごく興味ありますね。まさに百鬼夜行の時代だったんだと思いますけど。異質な文化を受け入れるとき、いろいろ凄い人物が現れるんだということでしょうか。
Commented by カンカン at 2007-10-25 23:01 x
みんな同じ月を見ていたのですね。塾に子供を迎えに行った帰り、頭上の月を見つめていました。目が悪いせいかまわりが明るくなっていてきれいでした。あんなに太陽の光を反射するのかしらと思いました。ガゼボ知りませんでした。最近サラ・ブライトマンのLa Lunaというアルバムが好きでエンニオ・モリコーネやヘンデルの曲がお気に入りです。この前のバレンボイムのコンサートではブルックナーやシェーンベルグでしたが歌曲はリルケの詩だったので事前に知っておくべきだったと思いました。
Commented by 繪子 at 2007-10-26 00:31 x
月の光と言えば、ベートーベンの月光の第二楽章なども有名ですが、フォーレやドゥビュッシーも歌曲やピアノ曲を書いていますね。
あたしは、月そのものはクリイム色なのに、照らす光は青白いと云うイメエジがあるので、歌曲ならフォーレ、ピアノ曲ならドゥビュッシーのものが一番末端神経にキマス。
月の光(月灯りと訳すのがあたしは好き)は、フォーレもドゥビュッシーも、ヴェルレーヌの同じ詩に曲をつけています。そのヴェルレーヌは、Watteauと云う画家の絵にヒントを得て、この詩を書いた事、皆さんご存知ですか?舞踏会に興ずる人々を、月灯りに照らされて、醒めた目で見ると云う主観。フォーレの曲は、ピアノが舞踏会の音楽、歌が主観と云うように分かれていて、とても巧みだと思います。
Commented by 繪子 at 2007-10-26 00:33 x
訂正、ベートーベンで有名なのは二楽章だけではありませんね。自分が好きなので、変な事を書いてしまいました。
ついでに、
月の光を暖かいと感じるか、冷たいと感じるかは人夫々ですが、ヴェルレーヌ然り、中原中也や稲垣足穂、京極夏彦さんなど、月に怪しの気配を感ずる方も多いようですね。
あたしの持っているヴァトーの画集には、青白い光は出て来ませんが、どこか白けたように人々を描画する彼の視線そのものが、月から降って来る光に見えます。
そこまで考えると、人間牧場と云う夢物語(ホントだったりして)に迄想像が飛んでしまうのですが・・・・・・。
でも、今夏出産した友人が、満月の夜に揃って産気づいた、と言っていたので、きっと月の力は何かしら、あるのでしょうね。
金魚には、あんまり関係ありませんが(苦笑)
Commented by kugayama2005 at 2007-10-26 04:50
カンカンさんも月を見ていましたか。月は毎月あるのに、やっぱり秋になるとみんな月を見るのですね。仲秋の名月は9月ですけど、いまや東京あたりでは9月は夏ですから、10月になって人びとは月の美しさに気づくのでしょう。月によせて音楽も思いうかべるというのは、月になにかの力があるからなんでしょうか。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-26 05:01
繪子さんドゥビュッシーはいかにもドゥビュッシーですが、フォーレは聴いてみたいですね。フォーレはきっと持ってないので買って来る。きっと持ってない、というのは整理が悪いものだから何があるのか自分で分からなくなってしまったのです。

月のひかりは冬冷たく、春暖かいのではないでしょうか。それから出るタイミングで、立ち待ちの月、居待ちの月、寝待ちの月とか日本人の感性みたいな言葉もありますように、月の出というのも面白いですね。

それから月に狂気をかんじるのもなぜなのか不思議ですけど、たしかに夜中、月をじっと見ていると日常からかけはなれてしまうような気がします。・・・金魚なら水草にタマゴを産みつけたくなるんじゃないかな。
Commented by 繪子 at 2007-10-26 09:25 x
確かに、日本人の月に対する思いは特別ですね。モンゴルの人が羊に関する単語をたくさん持っているように。
夫々の月を、全く別物と捉えているのでしょうか。
あたしは上洛の初日、夕焼けに白粉をはたいたような、白い月を写真に収めました。月の出に相当する、風雅な言葉はご存知ありませんでしょうか?旅のアルバムに、何とキャプションをつけましょう。

確かに金魚、月が満ちて来ると卵ご飯か月見うどんがたべたくなります。
・・・・・・・・・・・・・やっぱり肉食ですね(笑)

ちなみに、暖かい月を見るなら、Moz.のセレナード10番、K.361(370a)グランパルティータの第三楽章が良いです。あたしはアーノンクールのを持っていますが、少しテンポが速いので、お持ちでないなら他のマエストロの方が、日本の月には合う気がします。
by kugayama2005 | 2007-10-24 06:39 | ♪音楽の楽しみ(欧州スラブ) | Trackback | Comments(8)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005