オルフ「時の終わりの劇」(カラヤン「De Temporum comedia」)(秋だからクラシック聴こうか04)

何と言うか、カラヤンとソニーがきらいなボクがどうしてこれを聴くのか、自分でも分からないんだけど、はっきり言って昨日の月に憑かれたかもしれない。金魚が月についての日本語の知識を聞いていたので、月についての日本語初級篇。・・・

○三日月(みかづき)夕月(ゆふづき)
陰暦三日上弦の月。

○望月(もちづき)
満月

○十六夜(いさよひ)
ぐずぐず出る月

○立待(たちまち)の月
十七日の月。日が沈んだ後、立って待てるくらいの間に出る月

○居待(ゐまち)の月
十八日の月。日が沈んだ後、すわって待つ月。

○臥待(ふしまち)<寝待(ねまち)>の月
十九日の月。月の出が遅いので、寝て待つ月。

○その他、更待(ふけまち)の月、宵闇(よいやみ)の月 、有明(ありあけ)の月、つごもり(新月=月がこもって姿を見せない)

まあこんな感じ?
しかしやっぱり満月の光にやられカラヤンなんか聴いてしまったのをすごく悔やんでいます。口直しにモンテ・ヴェルディ聴こう;;

オルフ「時の終わりの劇」(カラヤン「De Temporum comedia」)(秋だからクラシック聴こうか04)_e0022344_21403343.jpg

Commented by トントン at 2007-10-26 22:50 x
日本語と言うのは、こうした表現のほかに、漢字、ひらがな、カタカナがあって・・自分の気持ちにあった言葉を選び出せる。月って、面白いね・・待つ身のもの・・・遠い人に思いをはせて・・・で、私たち三人は・・・暇つぶしであったか!!
Commented by カンカン at 2007-10-27 00:36 x
月だけでこんなに表現があって。日本人は風情があるよね。
和歌には月を詠んだものが多くて、昔の人はロマンチストだったのねと思いました。
私も昔、カラヤンとベームを聴きに行って緊張感あふれる研ぎ澄まされたカラヤンよりベームの自由さが好きでした。
最近は寝る前に内田光子のベートゥベンの後期のピアノソナタをかけながら寝ています。 ベートゥベンは昔ピアノ協奏曲とか好きでしたが最近は全然聴かなくなり久々です。
Commented by 繪子 at 2007-10-27 03:13 x
夜更かし金魚、雨で月を愛でられず。
晴れ女なのですが、上洛でがっくり疲れが来て、威力を発揮出来ません。
閑話休題。
月の知識の伝授、有難うご座居ます。早速保存させて戴きました。あたしの撮った月とは違いますが、陰暦三日上「弦」の月、と云うのが、音楽屋には鳩尾に嵌ります。上弦ってヴァイオリンならE線かなぁ?
G線上のアリアをE線で、教会の礼拝堂なんかでPizz.で弾いたら、オルゴールみたいですよね(妄想)
嗚呼でも、宵闇って言葉も好き。
暮れ行く灰の色に浮かぶ白い月も、げに美しかったのですが、、濃紺に浮かぶ月も堪りません。
星が見えない程の明るい月も観ましたが、それもまたしかり。
雨で見えないというのに、金魚の妄想は止まりません。
ルナティック金魚、月に悶える。
今夜は中也さんの湖上を読んで寝ます。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-27 05:37
トン姉、日本語には月に関する表現はものすごく多いですね。これは太陰暦をつかっていたということもあるけど、お月様好きな民族なんですね、きっと。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-27 05:44
カンカン様、今、自分の書いたこと読んで反省してます。だって別にカラヤンがダメなわけでもソニーがだめなわけでもなくて、昨日気に入らなかっただけなのです。ベームはですね・・・じつは何にもしていなかったみたいです。ウィーンフィルはコンサートマスターが音楽をつくりますので、ベームは指揮の格好をしていただけ・・・だって、たんなるジョークです。けど、小澤セージなんかも、コンサートマスターに楽屋に連れ込まれて、“あのね、ワルツというのはそうじゃないんですよ”とかこんこんと説教されていたらしい。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-27 05:54
繪子さん、そうか〜、G線だけで弾けるのだから他の線でも弾ける道理だ〜!・・・何でも上げちゃうんですね。G線のネジを緩めて何度か低くして弾くと、湿気ったチェロみたいで面白いと思いますけど。
Commented by カンカン at 2007-10-27 16:14 x
そうだったのか~でも私の感じた自由さは楽団員の伸びやかさだったのですね。それを許すベームって大物。ただ1回聴きに行ったブラームスとストラヴィンスキーのプログラムが忘れられません。管理派カラヤンと自由放任派ベームの違いだったのですね。
Commented by カンカン at 2007-10-27 16:27 x
朝偶然ぼんやり見ていた「課外授業」に指揮者小林研一郎が出ていて感動的でした。若い頃小澤もみんな同じだったと思うけど、プロの演奏家にお願いするわけだから大変ですよね。テーマが「心に残る贈り物」というので、周りの人を知り、その人の気持ちを思いやることに気づかせる素晴らしい授業でした。
Commented by 繪子 at 2007-10-27 17:19 x
カンカン様、通りすがりの音大出金魚です。初めまして。コバケン先生はあたしの出た大学の先生だったので、授業は勿論、演奏会や、ヨーロッパへの演奏旅行でもお世話になりました。残念ながらその番組は拝見しませんでしたが、先生はとても器の大きな方です。音楽家らしく笑ってしまうエピソードもありますが、人間との関わりを重視し、生徒や、携わっておられるオケの団員のケアなど、真摯に取り組んでおられ、かと言って偉ぶらず、本当に魅力的な方です。指揮もわかり易く、いつも笑わせて下さるので、先生の授業は大好きでした。
演奏そのものではなく、指揮者のプライベートを俎上に乗せると云うのは面白いですね。あたしなど、演奏がつまらないと、演奏者のせいにして指揮者ばかり見ています。指揮は素晴らしくとも、演奏が追いついていない事もあるのですね。(自分達もそうかも・・・)あたしはメータさんのカラフルな演奏に、シャマラン監督との類似を感じました。友達はメータさんと山手線で出くわし、握手を求めたところ、笑顔で応じて下さったそうです。メータ、山手線の乗る、ってだけでも笑えるんですが。何処行ったんでしょうね。歌舞伎町辺りだったりして。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-27 17:23
カンカンさん、ついこの間まで田んぼに漬かって年貢を納めていた日本人が、西洋音楽をとっとと仕入れちゃうって、きわめて不思議ですよね。・・・ボクもベーム爺ちゃん大好きなんですけど、指揮しているってわけじゃないですよねベー爺。指をちろ、ちろ、ちろって動かしてはいるけど。ベー爺が来たらこう弾く・・・てのがウィーンフィルに染み込んでいるとしか言いようがないです。・・・その点ギリシャ人は凄いです。カラヤンしかり、マリア・カラスしかり、福澤アクリヴィしかり?
Commented by kugayama2005 at 2007-10-27 17:27
音金繪子さん、山手線ずびんめーた〜爆笑!・・・でもインド人の王様にはヒドい目に合わせられたから、インド人の王様きらいだ〜。
Commented by 繪子 at 2007-10-27 18:08 x
久我山さん、インドの王様とお知り合いなんですか・・・・・・・・・?
セ レ ブ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
Commented by カンカン at 2007-10-27 19:57 x
不思議なんだけど邦楽が苦手でお正月のあの音楽まったくダメなの。今小学校などでは必ず琴などやっていますね。私は子供の頃からクラシックのレコードを父から買ってもらっていてクラシックには全然抵抗ないの。音楽の国境を考えたことは無い。音は共通の言語と思っている。今三味線を習っている粋な友達もいるけど。日本の文化はお茶は好きだけど..お茶はかなり総合芸術だと思っています。
今韓国で続いているクラシックブームもすごいと思う。そのうち中国もそうなるのかしら?
ウィーンフィルは音楽を楽しんでいるところが良いんじゃない?
昔の話ばかりですが、アーノンクールを聴きに行った時、このモーツァルトの粋さは日本人には出せないかなとも思った。確かに土壌とか血はあるかもね。日本人はコスモポリタンにやれば良いんじゃない?
映画の話だけど昔篠田監督が日本の文化を掘り下げると世界に繋がるということを話されていました。そういうこともまたあるかも。
Commented by カンカン at 2007-10-27 20:17 x
繪子様(または金魚様?)
はじめまして。
素晴らしい先生に習っていらしたのですね。今ああいう教育欠けているんじゃないかと思いました。自分の価値と他人の価値を見出すような教育。やっぱり人と人で繋がっているわけだし。
私は小澤征治さんが体調を崩される前に(1年位前だったか)中央線の御茶ノ水駅から乗っていらしたのに会いました。私が一人で子供に言ったりして騒いでいましたが、誰にも気づかれなかったようです。こちらが知っているとつい話しかけたくなりますよね。 最高なのはずーっと昔軽井沢でジョン・レノンがヨーコさんと子供といたのに会ったこと。プライベートでしたので自転車で声もかけずに通り過ぎました。
Commented by 繪子 at 2007-10-27 23:41 x
あたしは高校生の頃、瀬川瑛子に渋谷パルコで会いました(笑)美人でしたが、上背があり、同じ道を先に歩いて行くと、砂の精に出会ったグレーテルの様に何故か恐怖を感じ、失礼な事に、友達と走って逃げました(苦笑)しかしカンカン様、大変な大御所に会われたものですね!羨ましい!軽井沢を自転車で、というのもロマンティックです。あたしなんて、学校に向かうバスの中から、スクールウォーズのイソップ見かけたぐらいですよ・・・・。なんだ生きてるじゃん、と訳の解らない反応で、ひとしきり皆で騒ぎました(笑)だからドラマだって!!
Commented by 繪子 at 2007-10-27 23:55 x
コバケン先生ドナウ川を増水す、の巻。
若き日の小林研一郎、ウィーンでのコンクールを控え、ドナウ川の見えるホテルで朝を迎えました。
本番に備え、朝風呂を浴びようとバスルームの蛇口を開け、お湯が溜まる間にカーテンを開けると、眼下には滔々と流れる青く深きドナウ川。シュトラウスの熱い想いをその流れに感じ、堪らず口ずさみながら、指揮をするは、かの名曲。
一曲を振り終わり、ふと耳を澄ますと、川の流れる音・・・・・・・・・・・・。

いや、風呂のお湯出しっ放しだった!!
かくして部屋は浸水、投宿はその日迄だったのを良い事に、拭きもせずにチェックアウト致しました~。

ご自分で「青く~」を弾きながら、漫談の様に話しておられました(笑)
そのホテルの従業員にはなりたくないですが、先生可愛い☆☆☆
Commented by kugayama2005 at 2007-10-28 03:44
繪子さん、インドには王様たくさんいますよ。日本人は、東海の小島の磯で月をめでて暮らしているお人好しですから、あんまり偉そうなヒトと付合うのはやめた方がいいです。

・・・ここは瀬川瑛子サンで間違えないですね(笑)

〜〜音楽でドナウ下りっていうのもいいですね。最後はエネスコの狂詩曲か繪子さんご推奨の8重奏で終わるってわけ。・・・ハンガリーあたりのドナウ川を見てみたいものだ。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-28 03:47
カンカンさんは中央線に小沢征爾ですか・・・でもこちらはありそうな話ですね。軽井沢にジョンとヨーコとショーンもなんかありそうな話だけど、見たら走って逃げたくなります。
Commented by 繪子 at 2007-10-28 21:43 x
金魚の飼い主も風邪ひきました。本番があるので今日中に直さねばなりませぬ。
しかも冷蔵庫が壊れ、飼い主は一日寝たきり、髭の生えたおっさんは修理に付き切り、でも繪子は水草を増やして貰ってご機嫌です♪
風邪といい冷蔵庫といい、コバケンか瀬「川」瑛子の祟りですぅ(泣)

ルーマニアに行きたい江戸っ子金魚より。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-28 22:48
繪子さん風邪〜?、はは、みんなひきまくっていますね。ボクは治ってきましたよ。エイコのたたりですね。エイコとかカラヤンとかみたらさっさと逃げるのかよいと思います。しかしなあ、カラヤンの「清められた夜」はどこ行っちゃったんだろう。見つからないとますます聴きたくなるです。あれはカラヤンじゃないと。・・・ドナウってすごいですよね。ムカシの十字軍はみんなドナウを下って行ったんですよ。帰りは歩いてきたのか?
Commented by トントン at 2007-10-29 00:08 x
友人が、ハンガリーはブダペスト、ドナウから30秒のところに住んでいます。いつも見ていてくれているそうで・・散人コメント、ブタペスト入りしています(笑)~ドナウ河眺めているかもしれません。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-29 00:32
トン姉、ドナウをはさんで、ブタ市とペスト市があるのがブタペストなんですね。先輩でマジャール語をするヒトがいて、ブタペストで博士号とっちゃったよ。ボクもいつか行きたい。
Commented by 繪子 at 2007-10-29 15:18 x
飼い主、寝床で細雪を読んでいたら、雪子のが染ったか、今度は下り腹です(哀)そんな事公言するなって(笑)光ファイバーから活字から、色んな病を貰う困ったヤツです。でも繪子は水草と戯れ、晩秋のひと時を優雅に過ごしております。それにしても、子供の頃はブタとペストをくっつけた様な、日本語ではなんと間の抜けた、しかも験の悪い名前だと思っておりましたが、ホントにブタとペストの間で分かれてたんですね・・・・・・。浅学でお恥ずかしい。でも金魚だし。金魚の知るところでは、エネスコが生まれた村は、彼の功績を称えてエネスコ村と云うと聞きましたが、国中にエネスコに因んだ通りの名前があると云うのホントなんでしょうか?生憎彼の歌曲にはピンと来る曲が見つからず、聴く一方なのが少々物足りなくもあるのですが。若かりし頃、コッポラ監督のドラキュラを観て以来、その後漫画マスター・キートンの影響など、ルーマニアは一度行ってみたい国です。と言い乍ら、お金が堪るとほいほい上洛して、使い果たして帰って来る駄目飼い主夫婦です(爆)ドナウ河にまつわるお話、もっとあったら聞かせて下さい。飼い主はそろそろ正露丸が効いて来たので、フォーレさんをさらわねばなりません。
Commented by カンカン at 2007-10-29 21:58 x
繪子様
コバケンさんの話をしたせいでドナウ川のさざなみが押し寄せてしまったようでごめんなさい。私もコッポラのドラキュラ面白かったです。そういう感じでは「薔薇の名前」もすごく面白かった。
フォーレも好きな作曲家の一人です。昔チェリストの安田謙一郎が
好きで聴きに行ったりしたことがあります。フォーレは「エレジー」や「シシリアーノ」、「夢の後に」など届かないものへの憧れが浄化されていくようなところが好きでした。(ちょっと切ないあきらめのようなもの)
Commented by トントン at 2007-10-29 22:07 x
ブタ市と、ペスト市なんて、知らなかった。よかった!金魚さんも知らなくて。どちらなのか今度聞いてみよう!とてもいいところのようで、リタイア後、郊外にすんでるかたがいるというおはなし、もちろん日本人だそうです。
Commented by 繪子 at 2007-10-29 23:33 x
カンカン様、金魚はドナウ河の水飲んでもお腹壊したりしませんので、ご心配なきよう。ありがとうございます。多分谷崎氏の活字から感染したのです(狂)
薔薇の名前、あたしも大好きです!どちらもDVD持ってます。原作も読みたいんですが、ハードカバーは割高で滅多に買わないもので、未だに読んでいませんが。
フォーレは中期もシンプルで素敵です。誰にでも等身大に受け取れるような世界観は、単純と言えば単純なのかも知れませんが、芸術と云った敷居もなく、かつ音楽的な破綻もなく、でも新しい和声もある。地味ながら傑作のオンパレードだとあたしは思います。誰しもが経験したり、感じたりする事が書かれています。もっとも、詩人の功績も大いにあるのでしょうが、それらを選んだフォーレも人間的で好きです!レクイエムも、彼のだけは他の人と違って、「神の審判」の部分を抜かした、ひとに優しいレクイエムです。フォーレは在学時にちょっと研究したので、話は尽きません。が、ブラームスのドイツ・レクイエム、ブリテンのワー・レクイエムも泣けます。
・・・ところで、ルーマニアの政情は安定したのでしょうか?おのぼりさんが行っても大丈夫なんでしょうか?
Commented by kugayama2005 at 2007-10-30 04:35
繪子金飼主さん風邪はいけませんですね、鼻うがいで治りませんか?、ボクは治りました、けどのど痛い。・・・フォーレいいですね、ボクも早くCD整理してフォーレ聴きたいです。

ルーマニアは今どうなっているのか?、NATOにもEUにも加盟して、普通のヨーロッパの国になっちゃうのは惜しい気がしますが。・・・ルーマニアとは、ローマ・ニアです。ローマ人の国なんですね。かつてのローマの版図の北の守りはドナウ川ですから。エネスコ村とか通りとかあるんですね。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-30 04:38
カンカンさんはクラシック好きなんですね。当ブログは5回に1回くらいはクラシックですが、クラシックだとみんな静かになっちゃうんで掲載回数は漸減の傾向ですけど、少し多くしていきましょう。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-30 04:42
トン姉、ハンガリーあたりにいれば、ルーマニアにもオーストリアにもすぐ行ける感じですね。なんかうらやましいですけど、空想のなかの話みたいに感じます。
Commented by 繪子 at 2007-10-30 12:03 x
繪子は常時うがい状態です(笑)飼い主は根性で風邪は治しました。今日はピアニストと合わせなので、気合が入っているようです。繪子は水草で遊んでるだけですが。
今月はフォーレ漬け、来月は月の光をヴァイオリンとトリオでやります。
でも来月のプログラムは独仏日ごった煮です。
フォーレは女声の為の歌曲も素敵ですが、発掘できず新たに購入される場合は、バリトンのカミュさんかスゼーさんもお勧めです。センスのいいシャンソンみたいで、小春日に合います。
それから、カントルーブのオーベルニュ地方の歌も素敵です。お持ちで無いなら是非、ヴィクトリア・デ・ロスアンヘルスのを買って下さい。
アドレナリン出ます。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-30 20:45
繪子さん、今秋、フォーレ聴きたいです。フォーレのレクイエムで、ロサンジェルス、じゃなかったロス・アンヘルスってあったですよ、きっと。夢かな?
Commented by 繪子 at 2007-10-30 21:30 x
繪子一家、受難続きです。飼い主の風邪と冷蔵庫の故障が治ったと思ったら、今度は髭のおっさんが蕁麻疹です。京都で買って来た饅頭に当たったみたいです。饅頭怖い。
秋にフォーレは良いですよぉ。ロス・アンヘルスは夢じゃないです。びしばし!!(金魚パンチ!)起きて下さい!!同じ名前の歌い手はいないと思います。英語圏ではロサンジェルスかも知れませんが、彼女は確かスペイン人なので、そう読むみたいです。素晴らしい方でしたが、残念ながら去年辺りに亡くなりました。CDはたくさん出ていますが、あたしはフォーレのは持ってません。でも彼女はフランス語上手なので、素敵だと思いますよ。もっともレクイエムはラテン語ですが。フォーレにはずばり「秋」と云う歌曲もありますが、これは人生の晩秋を詠ったものなので、暗いです(T_T)夢の国なんて乙女チックですぅ☆☆☆今手元に楽譜がないので、原題のスペルが判らなくて済みません。フォーレは元の和声感がしっかりしているので、歌の曲でもなんでも、外れはないと思います。
秋の夜長に番茶と月餅とフォーレなんてオツですな。
繪子の飼い主は角瓶と蒲鉾が好きですが。
Commented by カンカン at 2007-10-30 21:40 x
繪子さんは声楽家だったのですね。
私もフォーレのレクイエムのCD持っています。ヴェルディのレクイエムとかいろいろ比較されていますよね。
私は小学生1年の時に担任のS先生に少し音痴みたいと言われて母があわててピアノを習わせてくれました。なのでピアノが一番好きでしたが次にチェロが好き。最近はヒラリー・ハーンや天満敦子さんのおかげでヴァイオリンも好きになりました。でも人間の声が一番と思うことがあります。一番素晴らしい楽器に違いないと。
最初に見たオペラが白血病前のホセ・カレーラスとアグネス・ヴァルツァーの「カルメン」というのも良いでしょう?その時ロイヤル・オペラだったのですが「トゥーランドット」を見たいといったら友達が初めて見るのなら絶対「カルメン」というお薦めでした。
学生時代はロックもフォークもシャンソンも大好きでした。ドアーズやジャニス・ジョプリン、フランソワーズ・アルディやバルバラ、ジャック・ブレル....NHKFMで午後のシャンソンなんて良く聴いていました。夜遅く江守徹のDJでオープニングのラフマニノフのヴォカリーズ、遠い世界に誘われるようでした。
Commented by 繪子 at 2007-10-30 22:46 x
カンカン様。カザルスや五嶋みどりさんなんかはいかがでしょう?深い音色は秋にぴったりかと思います。ブラームスのヴァイオリンコンチェルトなんて、腰が抜けるほど好きです。でも、雑音の入ったカザルスの録音も堪りません。深遠へといざなわれてゆくようです。
カルメンは、ビゼーが唯一まともに書き得た、とよく言われますが、それだけ彼の音楽性が詰まっているのでしょうね。演技付きのオペラでなくとも、ハイライトでも十分楽しめますしね。これからのシーズンはボエームもいいですね。最後は悲しいけれど、第二幕なんかは、客席を巻き込んでのパーティーですから。それから、ドイツではX’マスには、フンパーディンクのヘンゼルとグレーテルを、子供たちを連れて観にゆくと云う習慣があるそうです。これはひたすら楽しいオペラです。まだ時期は早いのですが、チケットはそろそろ売り始めるかも知れません。日本でも年々メジャーになって来ているので、気が向いたらご覧になって下さい。
Commented by 繪子 at 2007-10-30 22:52 x
続き。
あたしはドアーズ、メグ・ライアンの出ている映画で観ました。当時は何を買ったらいいか判らなかったので、とりあえずサントラも買いました。今聴いてもいいですね。あまり知識がないので、シャンソンも含めその他諸々、お勧めがあったら教えて下さいまし。
今あたまの中では、江守さんのバリトンヴォイスとラフマニノフが鳴っています。甘くほろ苦いおとなの響きです。
・・・でも旦那は蕁麻疹・・・・・。しかも饅頭喰って。いや、一昨日作った麦茶のせいかも知れません。それならあたしの落ち度ですが。何にしても、蕁麻疹からは今のところ情緒が見つかりません。これは蕁麻疹を昇華させるべしとの神託(こないだ行った伏見稲荷のお狐さん?)かも知れません。
これから蕁麻疹で一句捻り出します。
Commented by 繪子 at 2007-10-30 23:04 x
書き忘れました。ヴェルディのレクイエム、略してヴェルレクも好きです。彼のDies irae(スペル合ってるかな??)は血沸き肉踊ります。神様がんがん裁いてくれー!!!と、ヘッドバンキングしながら効いて(聴いてでなく)しまいます。結局音楽屋に好きでない曲なんて殆どないんです。舟歌とかもカラオケで歌いますし(笑)魂のこもっているものには耳を傾けずにはいられない、これは職業病かも知れません。
でも繪子は金魚なので、「ご飯よ~」と云う声が一番好きです。
Commented by kugayama2005 at 2007-10-31 05:54
繪子さんヴェルディのレクイエムですかね。さっそく聴き直してみましょう。なにせモーツァルトが頭にはまってしまっているので、他のヒトのはなかなかとけ込んできません。
Commented by カンカン at 2007-10-31 22:47 x
モーツァルトのレクイエムは演奏される機会の多い曲ですよね。モーツァルトって単純なようで翳りがありいろんな面を持っている作曲家ですよね。
カザルスには魅かれましたね。昨日はリパッティのショパンのワルツを聴きながら寝ました。古い録音も現在の技術でCDに再生されているのですね。チェロといえば初めて自分でチケットを買って行ったコンサートがロストロポーヴィッチのドヴォルザークです。 バッハの無伴奏チェロソナタは安田謙一郎でした。今ではヨーヨー・マやマイスキーも好きです。
暮には若い頃はメサイア、第9は小澤で1回だけ、今はたまに子供とクルミ割り人形です。ヘンゼルとグレーテルは知りませんでした。
Commented by カンカン at 2007-10-31 22:48 x
ドアーズはThe End とかあったけど世紀末的な感じがしますね。
皆死んでしまったけどアルディは今でも好き「マズルカ」とか「ベルシューズ」。山田太一がジャニス・イアンの次にTVドラマで「もう森になんか行かない」を使ったと記憶しています。?十年も前の話です。
五嶋みどりさんは人間的には魅力を感じるのですがきちんと聴いたことが無いのです。TVでちょっと見た程度。図書館から龍君のCDを借りたのですが、聴かないうちに返す日が着てしまった。ほかにグールドのとかいろいろ借りていたので..今度みどりさんを聴いてみます。ブラームスのヴァイオリンコンチェルトはヒラリー・ハーンで持っていてよく聴きました
Commented by 繪子 at 2007-11-01 01:26 x
龍君は冷やかし半分で聴きに行きました。まぁ、先ずは姉上様のをお聴きになって下さい。お若い頃の録音も既に老成を感じさせる、鳩尾に来る音色です。ヘングレも、良かったらお運び下さい。音楽も素晴らしいのでもあたしは二種類持っていますが、子供達の為に作られたオペラと云うだけあって、本当に楽しい!童心に帰れる作品です。
ドアーズは映画に描かれている様が事実なら、かなり刹那的に生きた方々だったんですね。リヴァー・フェニックスや尾崎豊、Xのヒデさん、皆さん才能豊かな故に、余り多くを感受し過ぎた末の夭逝だったのでしょうか。それを思うと悲しいです。今はあたし、死については考えたくありません。理由は続きに書きます。
Commented by 繪子 at 2007-11-01 01:52 x
順々に病に侵されましたが、繪子も遂に病気になりました。変な虫が尾びれにくっ付いて、自慢の紗の吹流しに白い点々が出来てしまいました(泣)夕べからの、髭旦那の蕁麻疹騒ぎで疲弊していた飼い主が、疲れて慰みに繪子を眺めていて発見しました。恐らく日曜に入れた水草に悪い奴らが付いて来たのです。疲れ切っていた飼い主も、この一大事にすっくと立ち上がり、皮膚科から帰って来た旦那と百貨店に相談に行き、かくして繪子の水盤にはヒーターが取り付けられ、淡水は塩水に代わりました。水盤その他も殺菌してくれました。これ以上広がらなければ、当分季節外れの海水浴です。飼い主は環境が変わった繪子が心配で、眠れません。実家の秤と分銅で塩の量を量ると云う入念さでしたが、繪子が高血圧にならないか、と要らぬ心配をしています。
旦那の蕁麻疹は単なる疲れで、一晩寝たら全快、念の為に会社を休んで病院に行ったら、パッチテストをするまでもない、と言われて完全に安心しましたが、金魚が病気になってもきっと獣医さんは診てくれません。水替えや掃除に手を懸けていましたが、それでも病気になるんですね。
髭旦那の蕁麻疹よりもずっと心配で、飼い主、徹夜してしまいそうです。
Commented by 繪子 at 2007-11-01 02:21 x
死については考えたくないと言い乍ら、眠れない暇にかまけてレクイエムのお話。正直、Moz.のレクイエムは、怖いんです。Lacrimosaが一番怖い(震)ンた~ら ンた~らと云う音型、それも下降形は嘆き、溜息等のマイナスの感情を表したものだそうですが、それだけでなく、半音ずつ上がってゆく悲しみの盛り上がりが真に迫っていて、今迄見た死者の顔が浮かび、怖くて聴けません。それだけ優れていると云う評価はすべきだと思いますが。あたしの持っているCDには、お坊さんのグレゴリオ聖歌のような祈りの声も入っているので、怖さ爆発です。
その点、ヴェルディのは判り易くて気楽です。あ~神様怒ってるぅ~、みたいな感じで聴けます。フォーレは遺された人の為、ブラームスは再生の為、ブリテンは戦争を非難する為、その想いが伝わって来るので、この三つは素直に聴けます。フォーレはオケ伴でソロを歌った事があるのですが、演奏者にとっても癒しの奏でです。ブラームスは元気が出、ブリテンは頭を垂れたくなります。
レクイエムと題されてはいませんが、プーランクのホルンとピアノの為のエレジーも事実上の鎮魂歌で、暗いけれども柔らかい曲です。試しにお聴きになって下さい。
Commented by kugayama2005 at 2007-11-01 08:25
カンカンさん、ボクもカザルスは好きですけどあんまり聴きたくありません、ってへんな言い方だけど、もういいよ、みたいな感じ、というか、ちょっと他のヒト聴きたいよというか。
Commented by kugayama2005 at 2007-11-01 08:41
繪子さん白点病にやられましたね。ンた~ら ンた~ら ブルブルブル ンた~ら ンた~ら ブルブルブル
白点病は、春先、秋、この気温になると菌が生き生きとしてきちゃうんです。ンた~ら ンた~ら ブルブルブル ンた~ら ンた~ら ブルブルブル
だからこの温度(17度くらい?)を避けると、治ります。
Commented by 繪子 at 2007-11-01 19:18 x
久我山さん!!飼い主は繪子の全身に広がらないかと戦々恐々としているのですから、レクイエムはやめてくださ~い!!
今はヒーターが入っているのでぬくぬくです。ヒーターと塩水で治るでしょうか?
実は飼い主、自分だけの手で動物(サカナでしたね)を育てた事がなかったのです。実家には色んなヤツらがいて、猫に至ってはチビの頃、ミルクを飲ませ、離乳をさせた経験もあるのですが、金魚は感情表現に乏しく、具合が量りかねるので、余計な心配をしてしまいます(疲)
Commented by kugayama2005 at 2007-11-01 20:50
繪子たん!その病気は悪い虫がついているのです。ンた~ら ンた~ら ブルブルブル
悪い虫は、虫〜虫のたまご〜虫の赤ちゃん〜虫と繰り返し発生します。ンた~ら ンた~ら ブルブルブル
Commented by kugayama2005 at 2007-11-01 20:53
繪子たん!ごめん!
>レクイエムはやめてくださ~い!!
というところを読み飛ばしました。・・・ごめんなさい、やめます。ンた~ら ンた~ら ブルブルブル はやめます。
Commented by 繪子 at 2007-11-03 02:02 x
飼い主は看病疲れ(?)で、夕刻ぬる燗を飲んだら爆睡し、変な時間に起きてしまいました。悪い奴はまだ繪子から離れません。今週いっぱい迄に立ち退かないようなら、薬で強制駆除です。虫にはヴェルレクのDies irae(スペル自信なし!)で葬式出してやります!!
Commented by kugayama2005 at 2007-11-03 15:54
繪子金さん。あんまり性急に虫退治しても、虫より魚が弱ってしまいますよ。温度を上げたならたいがい大丈夫でしょう。水草にはたくさん危ないものが着いているので、水草に入れる前に薬浴が必要です。
Commented by 繪子 at 2007-11-05 03:01 x
真面目なご返答、ありがとうございます(笑)
一人娘の一大事に飼い主夫婦、胃が縮みそうなほど心配しましたが、どうやらムシは繪子から落ちたようです。夕べも行きつけのお蕎麦屋さんのご亭主から、色々アドヴァイスを頂きましたが、水草って怖いんですね。今後は気をつけます。
ムシ騒動の疲れがどっと出、変な時間に寝て変な時間に起きてしまいました。今日はもう眠れなそうなので、せいぜい大人しく夜明けを待ちます。
明日からは身を入れてフォーレさんをさらわなければ!!
秋の夜長にフォーレを想い、桜湯でも飲みます。
Commented by kugayama2005 at 2007-11-05 08:23
繪子さん、虫落ちましたか。虫は魚体から落ちると緊急避難して変態し、じっと次の機会を待ちます。水草がこわいというより自然界は、こわいだらけなんですねきっと。・・・秋のフォーレはいいですね。
by kugayama2005 | 2007-10-26 21:42 | ♪音楽の楽しみ(欧州スラブ) | Trackback | Comments(51)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005