今回のマイブーム「女ジャピ」(女性ジャズピアノ)、夏の終わりをナイーブに過ごす超微個企画。8・26台風の未明に三輪洋子を聴いたのが発端でしたが、やさしくて、意地悪で、はしゃいだり気鬱だったり、独特の自意識にあざやかに、しかし儚なげに飾られた彼女たちの音をめでませう・・・ってこれ、きりがないね。前回からまたすぐ白崎彩子、実はうかつなことにこのCD行方不明になっていたので買いなおしたのです。Existenceというとおやじたちはきっと実存主義を思いだすでしょう、という意味においてそれはぎりぎりあざとく「ない」。ボクにとってこのCDはきわめて普通なのです。つまり等身のジャズそのものなのですから、使い慣れない比喩を使って誉めたりするのはおかしいでしょう、やめましょう。うん。