3周年・先楽後憂日記 (おわり)

水の記憶、というものがあって、ボクの場合それは神田川と、自宅の庭の井戸水だった。神田川には父がタナゴつりにいった。台風で増水した神田川には、怖れとわくわくする楽しみが入り乱れた。庭の井戸は、夏の冷水、どんどん汲むと地下の水脈に住むメクラのエビが出てきたことがある。そして、冬の井戸にはる分厚い氷。水はいつも記憶と結びついている。・・・道東の河口に広がる湿原、そしてその川は、多くが姿を消したが、それは今のところ姿を消しているだけにすぎない。アイヌユカラの記憶とともに、また近い将来よみがえるのだろう。

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Commented by magic-days at 2008-08-03 19:48
あー、綺麗ですね・・・
私くらいの年代の子供時代は、
川に親しんで育ち、自然の一端を学び
又怖さも教えられました。
今朝「自然百景」で石狩川をやっていました。
ノビタキの子育ても出てきました。
親鳥は雛に餌を持ってきて、雛がクルッとお尻を出して
ウンチしたのを銜えて捨てます。
マシュマロみたいに綺麗なウンチでした。
「川は生きている。」生き物なのですね?
Commented by トントン at 2008-08-03 21:30 x
あは、散人さんと私は「神田川」という水色の糸で結びついている!!この水色というのが曲者で(笑!!)でもこうした風景は原点に戻してくれる。危険と背中合わせだけれど、川に落ちるというのは子供の勲章。神田川と田んぼと雑木林、これだけで思い残すことなく大人になることが出来た気がする。
井戸水でスイカを冷やす・・・夏。あの頃のすべてが今を支えてくれているといってもいいほど。
Commented by mariko-sugita at 2008-08-03 23:32
私は庭の井戸水と小さな池と雑木林と石神井川だけど・・・トントンさんと同じ気持ちです。
あれらの記憶というか、思い出なしには・・・私、歌なんて歌えなかったと言い切れちゃう・・・
Commented by kugayama2005 at 2008-08-04 02:48
magic-daysさん、石狩川をずっとさかのぼって、旭川あたりまでいくと、なかなかいい景色。支流は野をこえ林の中を清冽に流れ、奇麗な小道が川沿いに続いています。ああ、この道を自転車で走りたい、と思ったのも、自転車を買った原点のひとつです。
Commented by kugayama2005 at 2008-08-04 02:51
トン姉、ボクは神田川が汚れていく悪夢に悩まされていた時期があって、神田川がきれいになってから、その夢は見なくなりました。「千と千尋」じゃないけど、なんか川の神様っているみたい。
Commented by kugayama2005 at 2008-08-04 02:56
mariko-sugitaさん、完全な都会で生まれ育った子どもの心的風景って、ちょっと想像できませんね。・・・庭の井戸って、けっこうどこにでもあったのかなぁ。今はどこにもないですね。
by kugayama2005 | 2008-08-03 06:47 | Trackback | Comments(6)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005