2018年 11月 21日 ( 1 )

ジュリアン・ジェインズの「二分心」(Bicameral Mind)と農業化の関係


ジェインズは、南西アジアでの農業の発生を通じて、ニンゲンが変化した経過を指摘しています。緑の沃野であった南西アジアが、氷河期の終わりに乾燥化して、ヒトは農業化を選択せざるをえなかった。その時期、「二分心」(Bicameral Mind)が現れ、言語、意識が確立していった。


◼️11,000年前

  レヴァント、イラクなどで農業が発生。

  9,000年前には農業が主流になる。

◼️7,000年前

  チグリス川、ユーフラテス川、ナイル川流域に、定住農業が急速に広がる。穀類は、小麦、大麦が栽培された。家畜は、ヤギ、ヒツジ、ウシ、ブタなど。


ジェインズが研究をまとめた後に、揚子江文明の遺構が発見された。もしジェインズがそれを知り得たら、著作にも反映されたはずだ。


◼️7,000年前

   揚子江下流域の河姆渡では、計画的で大規模な水田稲作が行なわれていた。家畜は、ブタ、スイギュウ、イヌなど。(日本列島の「農業化」は、主に揚子江下流域から伝播したと考えるのが自然だと思う)


【参考】ジュリアン・ジェインズ「神々の沈黙」<Julian Jaynes:The Origin of Consciousness in the Breakdown of the Bicameral Mind(1976)>、スティーヴン・ミズン「心の先史時代」<Steven Mithen:The Prehistory Of The Mind

(1996)>


【写真】海岸から名護への秋/SONY DSC-RX0


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by kugayama2005 | 2018-11-21 04:41 | 2018日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005