2019年 03月 09日 ( 1 )

◾️天候祈願


皇極期より700年後の話。


元寇が神風によって終わった、とされる。これは天候祈願ではなく、戦勝祈願だが、結果として天候祈願にもなった。


この時、朝廷は戦勝祈願に全力を尽くしたのだ。仏教も神道も総動員。結果は周知の通り。


神風を極限まで拡大した解釈は、北条時宗の政治力だろう。つまり、


1 朝廷の祈願による神風で元軍は壊滅

2 鎌倉幕府軍の本隊が戦場に到着する前に終戦

3 神風で勝ったのだから九州武士団には恩賞無し


朝廷人事に介入していた鎌倉幕府としては、朝廷の顔も立てた。幕府軍は無傷、九州武士団は使い捨て、という実に都合の良い結果。北条時宗、おそるべし。


結果に腹を立てた熊本のビンボウ侍、竹崎末長さんは、自身の活躍を説明するために絵巻物を作り、それを持って鎌倉幕府に恩賞の交渉に行くのである。その実行力の結果、今、元寇の戦闘のようすを知ることができるわけだ。


おそらく米国のおかげで、戦後は「呪術による神風を信奉する日本人」というニュアンスに印象付けられているが、実は北条時宗の巧妙なトリックだ。


おそらく時宗は、元軍と九州武士団が戦闘で疲弊した頃合いで、幕府軍を突入させる。あるいは、元軍が上陸し、拠点を築いても、幕府軍で包囲殲滅する、などしぶとい構想だったのだろう。


この時期には、天候祈願も政治の一小道具でしかなくなっていた。


【写真】セイタカシギ  早春のセイタカたん、カモ観察、「よく食べるねぇふとるわけだ」。鳥は、草食系と肉食系、雑食といるけど、これは恐竜だったころの名残か?

 EOS 5DS R/EF400mm F5.6L USM


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by kugayama2005 | 2019-03-09 00:12 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005