2019年 03月 14日 ( 1 )

◾️わざうた(童謡)の辛辣さ 2


斉明天皇が百済救済のために、新羅を討とうと決して、準備をしていたころの、難解なわざうた(童謡)、


まひらく

つのくれつれ

をのへ田を

らふくのりかり(雁)が

みわたとのりかみ

をのへ田を

らふくのりかり(雁)が

甲子とわ

よとみ

をのへ田を

らふくのりかり(雁)が


これでは、何が何だかんだわからないだろう。とりあえず、

三回繰り返されている、


・をのへ田を

・らふくのりかり(雁)が


について考えてみよう。


・をのへ田を

は、「岡の上の田」としておこう。


・らふくのりかり(雁)が

は、難しいが、言葉の倒置である説が正しそうだ。それを倒語(さかしまご)と言い、相手に分からせず、味方にだけわかるようにすること、と神武天皇の巻に書いてある。


つまり、


●すべて倒置

・らふくのりかり(雁)が

・がりかりのくらふ

◾️雁雁の喰らう


したがって、

◾️岡の上の田(に実った米)を

◾️雁がたくさんやって来て喰らう


さて、冒頭の、

・まひらく

◾️真平く(一面に)


・つのくれつれ(の、を省くと)

・つくれつれ

◾️作ろうとしているのに


●別の解釈:

・つのくれつれ(つ、を省くと)

・のくれつれ

◾️連れ逃れる


【ここまでのまとめ】


まひらく

つのくれつれ

をのへたを

らふくのりかりが

◾️【私訳】

一面に

作ろうとしているのに

岡の上の田に実った米を

雁がたくさんやって来て喰らう



ここまで来れば、あと2箇所だ。


・みわたとのりかみ


・甲子とわ

・よとみ


●倒置

◾️みわたとのりかみ→みかりのとたわみ=御狩の門、撓(たわ)み

◾️【私訳】

天皇が出かけられている戦争の門(海峡)は力無く



さて、最後の難問、


・甲子とわ

・よとみ

●倒置

かしとわよとみ=(甲子を「かし」と読む)=みとよわとしか=御渡弱と然

◾️【私訳】

(天皇の)渡海(軍)は弱い、まさに



【全体の私訳】

◾️

一面に作ろうとしているのに

岡の上の田に実った米を

雁がたくさんやって来て喰らう

天皇が出かけられている海峡の戦役は力無く

岡の上の田に実った稲を

雁がたくさんやって来て喰らう

天皇の渡海軍が弱いのでまさに

岡の上の田に実った稲を

雁がたくさんやって来て喰らう


※「岡の上」を「やまと(山上)」と解する魅力的な説がある。

※天皇の「御狩」は、戦争の暗示であろう


【私訳の解釈】

米を作ろうとしているのに

大和に実った稲を

北の国から渡って来た雁どもが喰らう

天皇が出かけられている海峡の戦役は力無く敗れ

天皇の渡海軍が弱いのでまさに

大和に実った稲を

北の国から渡って来た雁どもが喰らう


一般的に、この、わざうた(童謡)は、戦争敗北という近未来予知、とされている。しかし、こうして読んでみると、「(戦争に負けて、その隙に)、北の国から来た渡来人が、大和の富を貪り喰うぞ」、と、渡来人批判が強いとも読めるのだが。


この解釈が正しいとすれば、かなり激しい命がけの天皇批判となるとわけで、一種のアナグラムを駆使し、意味不明に仕立てている。


【写真】早春のアオサギ劇場

 EOS 5DS R/EF400mm F5.6L USM


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by kugayama2005 | 2019-03-14 02:43 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005