2019年 06月 18日 ( 1 )

今様はもちろんのこと、田楽や猿楽なども、在野から宮中に浸透していったわけで、さらに後の武家政権では積極的に支持された。


猿楽(観阿弥世阿弥)は足利義満によって、今日に伝わる寂滅が主調となった。足利義満は、私見、源氏の総大成者だ。対大陸貿易など、多く平清盛を意識しているが、文化面では平家物語の世界観に共鳴しているようにみえる。


平家物語は、源氏による長大な平氏鎮魂歌であり、今日では読むものと認識されているけれど、実は琵琶法師によって演じられるものだ。


足利義満は、平氏の鎮魂から離れて、表現に広く生死の世界を求め、その意を汲んで観阿弥世阿弥が猿楽を大成したものと思う。


義満の死後、世阿弥は追放されたが、猿楽の世界が残ったのは、武家政権の背景に抜き差しならない生死感が存在していたからだろう。


【写真】石巻線(石巻小牛田)SONY DSC-RX0


e0022344_01490193.jpg

e0022344_01490565.jpg













by kugayama2005 | 2019-06-18 01:12 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005