2019年 06月 23日 ( 1 )

◾️辰韓での秦人との鉄材取引を空想


これは「翰苑(かんえん)」という書物によったもので、実は空想ではありません。翰苑とは、太宰府の保存していた写本ですが、中国の周辺民族について、諸本から抜き書きしてあるものです。奇妙といえば奇妙な本なのですが、太宰府(外交拠点)としては、大陸そのものもさておき、東アジア周辺国の実態にすこぶる興味があって当然ですね。


秦人については、後漢書から引用していて、内容は、


(始皇帝の)秦国の苦役を避けて、(秦人が)韓国に亡命した

馬韓は、東方の土地を亡命者(秦人)に割譲した

秦人は秦語に似た言葉を話し、(邦を)秦韓(=辰韓)とした

五穀豊穣の土地であり、養蚕をし、鉄を産出した

濊(わい=半島北方の国)、倭、馬韓(の商人は)順番待ちをして鉄を買った。

秦人は鉄の貨幣を用いた

秦人は牛馬に乗り、身長は高く、髪が美しい


つまり、倭国の商人はいちはやく辰韓の産出・精錬する鉄を買い求めるため、北方の濊国や、馬韓の商人と競い合っていた。(それがいつの頃かというと早くて紀元前3〜4世紀。この時期の半島南部には北九州で出土する弥生式土器が発見されているらしい。)


その過程で、秦人の乗馬も見たし、養蚕も見たわけだ。貨幣経済も知った。買うのは鉄材だけではなく、真綿や、馬、馬具も仕入れただろう。


【写真】東北本線(小牛田盛岡)SONY DSC-RX0


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by kugayama2005 | 2019-06-23 00:01 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005