2019年 07月 28日 ( 1 )

◾️葛洪(283年〜343年)<抱朴子>

◾️陶弘景(456年〜536年)<真誥>


繰り返しになるが、「抱朴子」には、飲むだけで不死の仙人になれる最高の薬(丹薬)は、液体の金である、としている。しかし、実はその原料がまだ見つかっていないので、丹薬が合成できるまでは、草木の薬で命を延ばすしかないという。


一方、陶弘景に至ると、仙人になる薬(金丹)の合成をめざすのではなく、心身の鍛錬によって仙人に近づこうという考えになる。石井昌子氏は、「葛洪の仙人中心主義は、陶弘景では真人中心主義になり、葛洪の錬金術中心主義は、陶弘景では心身錬成法中心主義に移行した」(著書「真誥」)と指摘されている。


背景としては仏教思想が翻訳され、知識人の関心を得ていた時代、ということもあるようだ。道教としても、未完の錬金術にこだわっていられない。一般的に言うと、葛洪の時代は古代的な仙術の世界であり、陶弘景はより洗練された道教体系を志向した。


【写真】山形新幹線(米沢福島)SONY DSC-RX0


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by kugayama2005 | 2019-07-28 00:00 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005