2019年 08月 03日 ( 1 )

◾️葛洪(283年〜343年)<抱朴子>


葛洪は、

仙人は実在する

錬金術によって合成された金丹を飲むと、不老不死の仙人になれる

金丹の合成技術は未完成なので、当面は植物由来の薬で命を延ばすしかない

その他に、呼吸法、房中術(セックス)が重要

と、説いているが、金丹の合成技術さえ確立すれば問題ないわけで、次に金丹の合成法を簡潔にまとめておく。


金丹の合成法:

金液の合成

黄金、玄明竜膏、太乙旬首中石、氷石紫、遊女玄水液、金化石、丹砂を合わせ密封しておくと液体になる。教義にしたがって服用すると仙人になる。

固体の金(金液に劣る)

豚の背脂と酒で黄金を練る。あるいは樗、雄黄・雌黄と調合して食べる。

その他

銀や真珠を液体として食べる。長期間、中断せず食べる必要があり、金に劣る。


1の金液の合成は、原料について理解が困難だ。したがって、次善の策として2、3を選択せざるをえない。


2は、金を練れば薄く引き延ばすことができ、要するに金箔になる。どのくらいの量を飲めばいいか不明なので、財力が必要だ。調合する雄黄・雌黄は、砒素の硫化物なので危険だろう。


3は、おそらく多くの者が、「銀を液体として長期にわたって食べる」ということで、水銀を飲んでしまったのだろう。秦の始皇帝をはじめとして、多くの者が中毒死したと推察されている。


おそらく、古代の人々も、未完成な錬金術が危険だ気づいたと思う。したがって、健康法は、本草学が主力となり、今日の漢方薬の体系に至った。


【写真】湾ねこ SONY DSC-RX0  VCT-SGR1

e0022344_19171808.jpg














by kugayama2005 | 2019-08-03 03:21 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005