2019年 08月 11日 ( 1 )

◾️天文観測


持統天皇と天文については、すでに少しだけ書いた(2019日記【0282019-01-28)けれど、天文台をつくったのは天武天皇だ。675年の15日に、初めて天文台(占星台)をお披露目したらしい。


天文観測は、農事サイクルの決定、暦の統一、方位の測定、特異現象の把握など、地球規模の客観的事実を把握するために必須だ。そのため、世界各地に、古代の大がかりな天文観測遺跡があるなかで、天武天皇の天文台は、ごく初歩的なものだった。


韓国の慶州に、新羅の善徳女王(在位632647)が創設したという天文台遺跡がある。善徳女王の天文台は、純粋な観測施設というより、天文呪術の用途があったのだろう。


いずれにせよ、規模と古さで言えば、両者ともピラミッドなどと比べられるようなものではない。


随から唐にかけて、中国では本格的な星図づくりが行われたらしい。おそらく、西域から天文観測の本格的な知識が流入したに違いない。そして、年代的に見ても、唐の天文熱が、速やかに半島から列島にも伝わった。新羅の善徳女王の動向は、ほぼ同時代でもあり、斉明天皇期あたりから情報が入ってきていたのだろう。


江戸幕府には天文方という役職があったが、天武天文台にも寝ずに星の番をする役人が急遽任命されて、寒いの暑いの眠いの蚊にさされるなど、ほうほうの体だったに違いない。


【写真】湾ねこ SONY DSC-RX0  VCT-SGR1

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by kugayama2005 | 2019-08-11 01:45 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005