2019年 08月 13日 ( 1 )

天文観測3


◾️新羅で、善徳女王(在位632647)が天文台を創設


この天文台は、「慶州瞻星台(けいしゅうせんせいだい)」として現存しているが、文献には残っていないらしい。


高さ9メートル余、現地の説明模型では、てっぺんに人間が登り、観測機器を空の向けている。わざわざ塔に登る意味が不明で、今日の意味の観測ではなく、占術の一種と思われる。


皇極(=斉明)天皇が即位したのは642年で、新羅の善徳女王(在位632647)と同時代だ。同じ女王ということで、興味があって当然だし、多くの半島の使者が来訪しているので、同時代の情報は豊富だったろう。


皇極期にも客星(まろうどほし=彗星)の記事が日本書紀にもあり、天体への関心は高かった。また、自然現象で吉凶を占うことも盛んだ。斉明期には岩石庭園をつくり、須弥山をつくって外国の賓客をもてなしたりしている。


須弥山には、中腹に四天王がおり、頂上にインドラ(バラモン教、ヒンドゥー教の最高神。仏教でいう帝釈天)が住まうという。


善徳女王の占星台も、須弥山の形象であり、女王が登壇して占術を駆使したのだろう。なお、斉明天皇の須弥山は、陽石状の石で、善徳女王の占星台に比べればごく単純なもの。


聖徳太子が四天王寺をつくったとされているし、中国の仏教経由で、インドの思想が強く流入していたことがわかる。


【写真】湾ねこ SONY DSC-RX0  VCT-SGR1

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by kugayama2005 | 2019-08-13 02:38 | 2019日記 | Trackback | Comments(0)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005