2019年 09月 16日 ( 1 )

◾️689 草壁皇子(くさかべおうじ)のための挽歌


【大意】

・(前半はアマテラスから天武までの神話体系を謳い上げる)


・(後半は草壁皇子について、)

(天武天皇は神のままで天上へ登った=神上がりした。そこで、それに続く)草壁皇子の世は、春の花の貴いように、望月が満ちるように、世の人々が大船に乗ったように頼みとし、慈雨を仰いで待つように、(皆が期待していたのに、草壁皇子は)どのように思われたのか、皆にとってなにも馴染みのない真弓の丘に(ご遺体となって安置され)太い宮柱を建て、御殿の甍を高々と上げ、朝廷のお言葉もなさらず月日は経ってしまった。それ故に、草壁皇子に仕えた宮人たちは、どうなっていくのか全くわからない。


私の勘違いかもわかりませんが、草壁皇子を追悼するというよりも、皇子の突然の死によって皆が混乱している、という終わり方は尋常ではない。


この後続く、明日香皇女(忍壁皇子の妃)や高市皇子への人麻呂挽歌にみられるような、万感迫る哀切は、ここには存在しない。


また、多数の草壁皇子の舎人による挽歌(短歌)が併載されているのも奇妙な感がある。


【写真】湾ねこ SONY DSC-RX0  VCT-SGR1

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by kugayama2005 | 2019-09-16 00:00 | 2019日記 | Trackback | Comments(2)

君の名前の意味を聞いたら “山のきつね” まき毛はいかんせん狐色 瞳は草の緑をうつす好奇心。


by kugayama2005